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石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2011年12月26日 | 見た回数: 1回
冒頭5分ぐらいで「友達って何?友達は利用するものでしょ」。と言う台詞。これで映画のすべてが読めると言う親切設計な作品でした。 あとは恒例のケータイ小説のあのパターンをふんで、友達の大切さを知るんだろうと教えてくれてるわけですね。見るのをやめることに抵抗はなくなります。
が、一応この手の愛好家としてはラストまで見なければ申し訳ない。ということで、残りの確認作業1時間45分。頑張ってみましたよ。
それなりに見れたのも事実(突っ込みながらもね)でした。面白おかしく書いてますが、まー、そこまでけなすほど悪い作品ではないし、中高生とかなら、うーん。素敵なお話。になるのかな?
あの子役の演技だって、本仮屋ちゃんのラストの方の演技だって別段悪いもんじゃないし、一応「余命」「難病」こそからめてはきましたがケータイ小説要素は意外に薄かったですね。ケータイ小説上がりにしては「SEX、ドラッグ、DV、妊娠」など、主要な要素を外していることなどからもわかるように、十把ひとからげに良くあるダメなケータイ小説作品かと言うとそうでもない。
「余命1ヶ月の花嫁」を思い出させる乳房摘出やら「1リットルの涙」で有名になったあの難病やらのムツカしい話を織り込みつつ、わかりやすく(というか大雑把にかな?)友達って大事よねー。と若干説教臭くはあるものの伝えてくるメッセージだってわかる。
個人的にはあまりに予定調和に物事が進んでゆき、薄っぺらーく全体的にまとめて終わっている気もするんですが、そんなに悪くはないですよ。
突っ込みどころ満載(下記参照:ただしネタバレ)な分「残念」をつけ手しまってるんですが、「いまいち」でもいいかも。さらに言えば見る人にとっては「まあまあ」くらいなのかも知れないですね。
※以下ネタバレなんで読みたい人だけどうぞ。
さて、たいがいな冒頭5分を乗り越え、さて、耐久力が求められる問題の1時間45分間はこんな感じです。
いきなり若い女の子がクラブで踊ったりいちゃいちゃしたりしてるのを見せられて気分が悪い。知らん世界ということもありますが、うーん。なんだ子の入り込めなさは・・・。
自宅。父親無関心。母親、過保護。うーん。まぁ、いいや。うちはああはならないでおきたいな。お金がある家はそー言うもんなんかも知れませんな。ふむふむ(間違ってる)
主人公(北川景子:以後北川さん)、盲目の人に席を譲らない。突っ張ってるからと言っても、そんな人いるか?意外に席を譲ってみたりちゃんとしてる。ってのが通例なんですが、その辺はほれ、よりドラマチックに反逆者が正反対に。というパターンを貫くべく、より派手に過剰に演じないと厳しいというものです。
主人公、気分が悪くなる。お!きましたか?パターンその1妊娠。が、残念ながらそうではないようで、病院に行くと何やら精密検査が。とのこと。そちらですか。難病系の方でしたか。 ちなみにそのネタを使って前に寝た男に対し世知辛い世の中やからのぅ。と、竹内力ばりに金をゆすり、ウハウハといつものクラブへ。ドンペリとか買っちゃう豪遊っぷり。
片っ端から反抗的な態度。看護婦さんだろうがお医者さんだろうが、ふれるもの皆斬りつける勢いです。チェッカーズ、もしくは切り捨て御免。デス。生まれる時代を間違えました。是非江戸末期あたりで人斬り以蔵あたりと戦ってもらいたい。あ、あるいは19世紀ロンドンか。切り裂きジャックも滅多切りというやつかも知れません。
入院中。となりの女の子(ちっちゃい子)が屈託のない笑顔で接近。予想通りつっけんどんながらも相手して友達になってみる。まぁ、なるだろうねぇ。
入院中。同級生の女の子(本仮屋ユイカ:以後本仮屋ちゃん)が接近。こっちには冷たいが、それも想定済み。こっちはとにかく控えめに、ちょっとウザい感じでつきまとう。まぁ、基本的には主人公とのギャップを出すためにもより地味で目立たない感じを出さねばならないのだ。 その手の演技に関しては「スウィングガールズ」はじめお特異の彼女ですしね。
検査入院終了。退院。 なんしか行きつけのクラブへレッツゴー。他に行く所はないんだと思われる。このクラブか家か病院のみ。予算の関係上、あまりたくさんの場所を押さえるのは厳しいとの判断ではないかと。
「事件は会議室で起きるんじゃない!クラブで起きるんだ!!」
そこで改めて倒れたりする。おかしいねぇ。とか思いながらも
診断結果発表。癌っぽいで。
ガーーーン!
再入院。荒れるのもお決まり。
薬の副作用で髪が抜ける。アワアワしながらカツラをかぶりいつものクラブに。行き先はいつもそこ。ずらを引っ張られて落ち武者に。む。コントですか? そのままクラブを後にし、雨の中崩れ落ちるように逃げて、倒れる。本仮屋ちゃん再び登場。ストーカーレベルに困った時にはいつも駆けつけます。アルシンドならきっとこういうでしょう。
「トモダチならアタリマヘ」
なんやかんやであの子役の子に影響されたり、本仮屋ちゃんに影響されたりしてちょっと治療前向きに。素直である。
治ってきたようだ。
子役の子、退場。その後お亡くなりに。ちなみに、その子役の子に関しては文句はつく所はなかったです。屈託ない演技でよく頑張りました。まぁ、あれをされちゃ文句は言えませんな。
その子が亡くなったらしいというのを聞く。と、同時に、治ったつもりだった癌が転移してるっぽいことを聞かされる。ナースのおしゃべりは危険です。ネタみたいに本人に聞かれちゃうんですもの。 おかげさまで病院内を爆走!走り方はちょっとおかしいが、その辺は大目に見てください。行く先は屋上です。 そう、安直に飛び降りなければ!
下の方で車いすの患者さんが見える。む。もしやぶつかって下の人だけ死ぬという伝説のネタが見れるのでは?等という予想は外れました。残念。
引き止め開始です。
現れますは本仮屋ちゃん。いつもそばにいます。あなたの。ということで説得にはいります。「私もその痛みを受けるわ!」と、すっと取り出したあのカチカチするタイプのカッターナイフ。バタフライナイフじゃなくてよかった。 あろうことかそれを自分の胸に突き立てる本仮屋ちゃん。いたい演技。ですが、表情はカタク、個人的には演技がイタイ。とか考えてしまった。ちょっと違和感あり。
そもそも、日常からカッターナイフ持ってんなよ。怖いやないか。銃刀法違反には引っかからないんだっけ?それって。自殺未遂を繰り返してる。キャラ設定(ま、登場シーンから予想はつくんですが)なのですが、そういうものなんだろうか?おじさんにはイマイチピンときませんよ。
さて、説得も大成功に終わり、勇気を持って摘出手術へ。 ネタ的には「余命1ヶ月の花嫁」か? あっさり手術成功。 お、治ったの?余命ネタはどうしたのだ?それでもケータイ小説上がりかね?
胸を失って悲しい主人公。本仮屋ちゃんはしばらくお休みです。なんかの病気を抱えてるみたいなのですが、病名は秘密らしいです。気になりますねー。
代わりと言っちゃなんですが、ケッ!というクラブの友達がお見舞いに登場。ケッ!と撃退。やはり友達は本仮屋ちゃんオンリーであるという演出です。別にいらない。
ちなみに、お見舞いに来てくれた66%を撃退したことになる。好きだ。と言ってた男たちも、クラブの他の子たちも、とにかく誰もきません。そんなもんなんだろうか?
退院。おめでとー。友達の本仮屋ちゃんは現れませんが、ま、いいやとばかりにタクシーで自宅へ。キャラ変貌。おかあさんにもそれなりに優しく接する。 が、まぁ何はともあれクラブです。とにかく行きます。なんしか行きまくる。もう、住み込みバイトとかしたらどうだろうか?
見舞いにもこない(ヨーロッパに行ってらっしゃったらしい)男に告白され、あの切り裂きジャックはどこへやらうっとり乙女する。 「どんなことがあっても、どんな君になっても守るよ。」と言ったのもつかの間、その2分後には胸の傷を見た段階で即座に退場。 お、冷たい。氷のようだ。アイスマンだ!朝令暮改なんてもんじゃない。
そら乙女は傷つくわい。と再び屋上へ。なぜか病院の。ダッテほら、借りてる場所はこの3カ所ですもの。 現れるのは、前に自殺未遂で飛び降りようとしたメンバー。お、本仮屋ちゃん改めて登場。ちゃんとしゃべれない。本仮屋ちゃんの病名発表。デーン。
「1リットルの涙」のあれ。 もちろんあちらの方が出来はいい。
主人公決意! あたし、看護婦さんになって本仮屋ちゃんを看病するワ。
ということであれよあれよと看護婦さんになって、つきっきりで看病し、見送る。
みたいな話です。
簡単に書くと以下の通り 「クラブと家と病院を行ったり来たりしてるうちに、ギザギザがふわふわになる。見たいな。」
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冒頭5分ぐらいで「友達って何?友達は利用するものでしょ」。と言う台詞。これで映画のすべてが読めると言う親切設計な作品でした。
あとは恒例のケータイ小説のあのパターンをふんで、友達の大切さを知るんだろうと教えてくれてるわけですね。見るのをやめることに抵抗はなくなります。
が、一応この手の愛好家としてはラストまで見なければ申し訳ない。ということで、残りの確認作業1時間45分。頑張ってみましたよ。
それなりに見れたのも事実(突っ込みながらもね)でした。面白おかしく書いてますが、まー、そこまでけなすほど悪い作品ではないし、中高生とかなら、うーん。素敵なお話。になるのかな?
あの子役の演技だって、本仮屋ちゃんのラストの方の演技だって別段悪いもんじゃないし、一応「余命」「難病」こそからめてはきましたがケータイ小説要素は意外に薄かったですね。ケータイ小説上がりにしては「SEX、ドラッグ、DV、妊娠」など、主要な要素を外していることなどからもわかるように、十把ひとからげに良くあるダメなケータイ小説作品かと言うとそうでもない。
「余命1ヶ月の花嫁」を思い出させる乳房摘出やら「1リットルの涙」で有名になったあの難病やらのムツカしい話を織り込みつつ、わかりやすく(というか大雑把にかな?)友達って大事よねー。と若干説教臭くはあるものの伝えてくるメッセージだってわかる。
個人的にはあまりに予定調和に物事が進んでゆき、薄っぺらーく全体的にまとめて終わっている気もするんですが、そんなに悪くはないですよ。
突っ込みどころ満載(下記参照:ただしネタバレ)な分「残念」をつけ手しまってるんですが、「いまいち」でもいいかも。さらに言えば見る人にとっては「まあまあ」くらいなのかも知れないですね。
※以下ネタバレなんで読みたい人だけどうぞ。
ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。
さて、たいがいな冒頭5分を乗り越え、さて、耐久力が求められる問題の1時間45分間はこんな感じです。
いきなり若い女の子がクラブで踊ったりいちゃいちゃしたりしてるのを見せられて気分が悪い。知らん世界ということもありますが、うーん。なんだ子の入り込めなさは・・・。
自宅。父親無関心。母親、過保護。うーん。まぁ、いいや。うちはああはならないでおきたいな。お金がある家はそー言うもんなんかも知れませんな。ふむふむ(間違ってる)
主人公(北川景子:以後北川さん)、盲目の人に席を譲らない。突っ張ってるからと言っても、そんな人いるか?意外に席を譲ってみたりちゃんとしてる。ってのが通例なんですが、その辺はほれ、よりドラマチックに反逆者が正反対に。というパターンを貫くべく、より派手に過剰に演じないと厳しいというものです。
主人公、気分が悪くなる。お!きましたか?パターンその1妊娠。が、残念ながらそうではないようで、病院に行くと何やら精密検査が。とのこと。そちらですか。難病系の方でしたか。
ちなみにそのネタを使って前に寝た男に対し世知辛い世の中やからのぅ。と、竹内力ばりに金をゆすり、ウハウハといつものクラブへ。ドンペリとか買っちゃう豪遊っぷり。
片っ端から反抗的な態度。看護婦さんだろうがお医者さんだろうが、ふれるもの皆斬りつける勢いです。チェッカーズ、もしくは切り捨て御免。デス。生まれる時代を間違えました。是非江戸末期あたりで人斬り以蔵あたりと戦ってもらいたい。あ、あるいは19世紀ロンドンか。切り裂きジャックも滅多切りというやつかも知れません。
入院中。となりの女の子(ちっちゃい子)が屈託のない笑顔で接近。予想通りつっけんどんながらも相手して友達になってみる。まぁ、なるだろうねぇ。
入院中。同級生の女の子(本仮屋ユイカ:以後本仮屋ちゃん)が接近。こっちには冷たいが、それも想定済み。こっちはとにかく控えめに、ちょっとウザい感じでつきまとう。まぁ、基本的には主人公とのギャップを出すためにもより地味で目立たない感じを出さねばならないのだ。
その手の演技に関しては「スウィングガールズ」はじめお特異の彼女ですしね。
検査入院終了。退院。
なんしか行きつけのクラブへレッツゴー。他に行く所はないんだと思われる。このクラブか家か病院のみ。予算の関係上、あまりたくさんの場所を押さえるのは厳しいとの判断ではないかと。
「事件は会議室で起きるんじゃない!クラブで起きるんだ!!」
そこで改めて倒れたりする。おかしいねぇ。とか思いながらも
診断結果発表。癌っぽいで。
ガーーーン!
再入院。荒れるのもお決まり。
薬の副作用で髪が抜ける。アワアワしながらカツラをかぶりいつものクラブに。行き先はいつもそこ。ずらを引っ張られて落ち武者に。む。コントですか?
そのままクラブを後にし、雨の中崩れ落ちるように逃げて、倒れる。本仮屋ちゃん再び登場。ストーカーレベルに困った時にはいつも駆けつけます。アルシンドならきっとこういうでしょう。
「トモダチならアタリマヘ」
なんやかんやであの子役の子に影響されたり、本仮屋ちゃんに影響されたりしてちょっと治療前向きに。素直である。
治ってきたようだ。
子役の子、退場。その後お亡くなりに。ちなみに、その子役の子に関しては文句はつく所はなかったです。屈託ない演技でよく頑張りました。まぁ、あれをされちゃ文句は言えませんな。
その子が亡くなったらしいというのを聞く。と、同時に、治ったつもりだった癌が転移してるっぽいことを聞かされる。ナースのおしゃべりは危険です。ネタみたいに本人に聞かれちゃうんですもの。
おかげさまで病院内を爆走!走り方はちょっとおかしいが、その辺は大目に見てください。行く先は屋上です。
そう、安直に飛び降りなければ!
下の方で車いすの患者さんが見える。む。もしやぶつかって下の人だけ死ぬという伝説のネタが見れるのでは?等という予想は外れました。残念。
引き止め開始です。
現れますは本仮屋ちゃん。いつもそばにいます。あなたの。ということで説得にはいります。「私もその痛みを受けるわ!」と、すっと取り出したあのカチカチするタイプのカッターナイフ。バタフライナイフじゃなくてよかった。
あろうことかそれを自分の胸に突き立てる本仮屋ちゃん。いたい演技。ですが、表情はカタク、個人的には演技がイタイ。とか考えてしまった。ちょっと違和感あり。
そもそも、日常からカッターナイフ持ってんなよ。怖いやないか。銃刀法違反には引っかからないんだっけ?それって。自殺未遂を繰り返してる。キャラ設定(ま、登場シーンから予想はつくんですが)なのですが、そういうものなんだろうか?おじさんにはイマイチピンときませんよ。
さて、説得も大成功に終わり、勇気を持って摘出手術へ。
ネタ的には「余命1ヶ月の花嫁」か?
あっさり手術成功。
お、治ったの?余命ネタはどうしたのだ?それでもケータイ小説上がりかね?
胸を失って悲しい主人公。本仮屋ちゃんはしばらくお休みです。なんかの病気を抱えてるみたいなのですが、病名は秘密らしいです。気になりますねー。
代わりと言っちゃなんですが、ケッ!というクラブの友達がお見舞いに登場。ケッ!と撃退。やはり友達は本仮屋ちゃんオンリーであるという演出です。別にいらない。
ちなみに、お見舞いに来てくれた66%を撃退したことになる。好きだ。と言ってた男たちも、クラブの他の子たちも、とにかく誰もきません。そんなもんなんだろうか?
退院。おめでとー。友達の本仮屋ちゃんは現れませんが、ま、いいやとばかりにタクシーで自宅へ。キャラ変貌。おかあさんにもそれなりに優しく接する。
が、まぁ何はともあれクラブです。とにかく行きます。なんしか行きまくる。もう、住み込みバイトとかしたらどうだろうか?
見舞いにもこない(ヨーロッパに行ってらっしゃったらしい)男に告白され、あの切り裂きジャックはどこへやらうっとり乙女する。
「どんなことがあっても、どんな君になっても守るよ。」と言ったのもつかの間、その2分後には胸の傷を見た段階で即座に退場。
お、冷たい。氷のようだ。アイスマンだ!朝令暮改なんてもんじゃない。
そら乙女は傷つくわい。と再び屋上へ。なぜか病院の。ダッテほら、借りてる場所はこの3カ所ですもの。
現れるのは、前に自殺未遂で飛び降りようとしたメンバー。お、本仮屋ちゃん改めて登場。ちゃんとしゃべれない。本仮屋ちゃんの病名発表。デーン。
「1リットルの涙」のあれ。
もちろんあちらの方が出来はいい。
主人公決意!
あたし、看護婦さんになって本仮屋ちゃんを看病するワ。
ということであれよあれよと看護婦さんになって、つきっきりで看病し、見送る。
みたいな話です。
簡単に書くと以下の通り
「クラブと家と病院を行ったり来たりしてるうちに、ギザギザがふわふわになる。見たいな。」
隠しテキストはここまでです。