アマルフィ 女神の報酬

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監督:西谷 弘
出演:織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、大塚寧々
時間:125分
公開:2009年
キャッチコピー:
事件の真相を求め、外交官・黒田がイタリアを駆ける。
ジャンル:
サスペンスミステリー

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2011年01月11日 | 見た回数: 1回

フジテレビ開局50周年記念作品!ででーん!

記念作品だけあって確かにオールスターキャストでお届けしてくれた感じです。佐藤浩市はカッチョよろしいし、福山雅治も織田雄二もでてるし、声だけの出演ですが中井貴一もでてる。

メジャーどころの役者さんを揃えて、派手に行きましょうよ。ロケ地はやっぱ海外でしょー。イタリアなんて良くないですか?と、気合入れた挙句、なんだか話自体はぼんやりしちゃってどうもパッとしなかった。派手に宣伝を展開した割にはあまりにも出来が普通すぎたかな?
期待しまくって見に行った割には、あれ?肩透かし・・・となるかもしれません。

ストーリー的にはそんなに悪くないものの、いかんせん日本が誇るカッチョいい名優の登場でストーリーの展開が大方読めてしまったのはちょっとマイナス?ついでに言うと見てる最中、ずーっと「マスター・キートン」のイメージがつきまとって、彼と本作の主人公、黒田とのギャップを埋めるのに苦労しました。マスター・キートンの誘拐ネタのほうが面白かったりしますしね。

また、サラ・ブライトマンの歌のシーンの印象が強すぎ。確かに聴き応えがありますし、この作品の一つの見せ場と言っても過言ではないんですが、そこにフォーカスを当て過ぎで若干、お?プロモーションビデオ?とかいう錯覚にも陥りそうでした。んー。歌の力が大きすぎたのか?はたまた演出の問題か?とりあえずあの歌が頭から離れなくなっちゃったじゃないか。

あと、これは本編通して言えることなんですが、イタリアである必要があるのかな?設定上もまたそれほどイタリアを意識させるような感じもなくて、単純に「言葉が通じない(通じにくい)」という関連のみ。極端な話パリでもNYでも上海でもどこでも良かったんじゃないかな?ラストシーンなんてせっかく舞台をイタリアにしたのにイタリア感がなくて、若干ドラマの舞台セットみたいに見えること。
「あー、イタリア素敵ねぇ。いってみたいわ。」という印象よりも、やれマフィアだ。スリだとマイナスイメージのほうが強く付きそうで、イタリア市民としては遺憾の意を表明していただいてもいいんじゃない?
イタリア名所案内的な点では「天使と悪魔」のほうが見栄えしたよなー。もっかい見なおそうかしら?

ということで、んー。いたって普通な出来ですがまぁ、いろいろ残念なとこはあるんで評価としてはこんなもんか。

※ドラマ流れの映画ではなく、映画流れのドラマが作られるそうな。こりゃ続編映画もありそうですな。

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