9 〜9番目の奇妙な人形〜 9

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監督:シェーン・アッカー
出演:ジェニファー・コネリー、イライジャ・ウッド、クリスピン・グローヴァー、クリストファー・プラマー
時間:80分
公開:2010年
キャッチコピー:
目覚めると、世界は終わっていた。
ジャンル:
SFアドベンチャーファンタジー

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年11月09日 | 見た回数: 1回

製作にはティム・バートンがいっちょかみしてますね。

* * *

何を説明する訳でもなく、ストーリーに奇抜さがある訳でもなく、強いメッセージを持つ訳でもなく。

そんなこといったら映画なんてみんなそんなもんで、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」に上述の要素が何かあるかと言われれば、よくわからない。

でも、本作は、なんというのか、そういうことをふまえた上でも、デザインのセンスの見せびらかし映画かな、と。

九つの人形に、それぞれ特徴的な個性がある。

ラストワンのナインは、ケリをつける存在のようだが、ケリをつけることの意味はよくわからない。

滅びた世界で、生みの親である科学者が、償いにもならないが、せめてひと太刀とふるった蟷螂の斧、という感じか。

償いにも解決にもならないそのひと太刀はいったいなんなのか。尺の短い映画なので、それぞれの行動の動機や人格を理解するには時間が足らず、けっきょく優れたデザインを堪能しておしまい、という印象。

それでよければ、それでしあわせなのですが。