クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア The Queen of the Damned

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監督:マイケル・ライマー
出演:スチュアート・タウンゼント、アリーヤ、マーガリート・モロー、ヴァンサン・ペレーズ、レナ・オリン
時間:101分
公開:2002年
キャッチコピー:
エクスタシーは血から血へ
ジャンル:
ホラー

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年09月29日 | 見た回数: 1回

いちおう「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の続編的な作品......のはずだけど、前作にあたる作品についての言及はなし、というよりレスタトという登場人物を共有しているだけで、別物と言った雰囲気。

原題がとってもかっこいいのですが、さておき、なんにせよ「XXがロックスターに!?」って、それだけで、ちょっとぷっと笑っちゃいますよね。

ただでさえ(字幕ではあるけど)、ヘリコプターの騒音に対して「現代の夜は昼以上だ!」とか言ってた人だと思うとなおさらです。

で、作品を見てる間中、ずっとそのぷっと笑っちゃうのを我慢しながら見ないといけません。

だって、眠るのに飽きた吸血鬼が、退廃的な音楽を気に入って起きることにして、ロックスターになって大人気って、日本の少女漫画かいなという展開です。

* * *

演出も、なんかヤボなのです。みんなマグネットコーティングをしたガンダムみたいな動きなんですが、そういうのを抑えに抑えた前作の趣味の良さが偲ばれるばかりです。

レスタトについても、まあ、トム・クルーズが出られないのはしょうがないとしても、トム・クルーズが焼き付いているせいで、どうにも比べてみちゃうと、なんとなくカリスマが足らないような気がしちゃう。

* * *

と、こんなに悪口ばかりかいてたら、もっと簡易評価も低そうなもんなんですが、いや、それが奥さん! クイーンがかわいいのですよ。

夭逝した歌手なのだそうで、アリーヤというのですが、まあ、彼女が大変かわいい。

クネクネしたうごきで、パブに入ってくるシーンは、作中では一番の名シーンだと思います。

対するヒロインの女の子は、レスタトが限りある命の美しさを実感する女性なのですが、なんかもっさりしてて、目が覚めるというより、むしろもう一回、生きることに飽きて二度寝したくなりそうな女の子。

クイーン、あんだけかわいかったら、古代エジプトで血を吸いまくって久しぶりに起きたくせに、英語ペラペラでも、おじさん許しちゃいます。

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