あー、だから今夜だけはー♪ってのが聞こえてきそうですな。

ここ最近、変なのばっか見てたんで、ちょっと「映画らしい映画を」と今作のチョイス。見た事だけは覚えていて内容他全然記憶にない。という事でほぼまっさらの状態での視聴。うーん。いい。こんないい作品だったっけ？

なんか妙に「自分だったら」と入り込んでしまい、ついついちょっと泣いてしまいました。トレーナーのブラッドレー（ビル・ナン）のキャラクタも素敵ですし、字が読めるようになった。わーい。とはしゃいでみたり、娘がこぼしたジュースを見て「僕も良くやるよ。ほら。」と自分もこぼしてみたり・・・派手な話ではないんですが、「ほれ、ここですよ。泣きなさいよ。あなた。」的に、無理に泣かそうとしない話の持って行きかた、いいですねー。邦画（特に余命系）界も見習ってほしいんです。マス対象だとそうもいかないのかな？

脳にダメージを受けて・・・という役どころ的に似てる「フローレス」のデ・ニーロ（他にもありそうな設定ですけど）ほどではないものの、元々ハリソン君は好きな俳優さんですし悪い訳じゃない。「6デイズ / 7ナイツ」だろうが「ハリウッド的連続殺人事件」だろうが、評価に下駄を履かせちゃう彼なのですが、話がいい感じにまとまってるのでたとえ彼主演じゃなかったとしても評価は変わらないかな。
見終わった時のさわやかさ加減が気持ちよかったんで「なかなか」ってことで。