竜馬の妻とその夫と愛人

画像表示切り替え

Amazon で 竜馬の妻とその夫と愛人 を買う

監督:市川準
出演:木梨憲武、中井貴一、鈴木京香、江口洋介、橋爪功
時間:115分
公開:2002年
キャッチコピー:
しょーがないじゃん、好きなんだから。
ジャンル:
コメディ恋愛時代劇

コメント一覧

でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年06月26日 | 見た回数: 1回

ロックンローラは時代劇が似合う。
さておき。

趣味の良い映画。キャストも演出もその他いろいろ、飛び抜けてハデな主張もないけど押しつけがましくなく、そのへんのバランス感覚がセンスいい。原作が三谷幸喜だということだけは知っていて、でもあまり流行らなかった印象。確かに三谷幸喜が監督するときのけれん味はなく、地味で普通でテレビっぽい。でもこれを見たあとでは、三谷幸喜監督作品はどれもこれも味の濃すぎるこってり映画に見えちゃうだろうな。いやどれもこれも好きなんですけどね。
やー、役者のくみあわせも不思議だけど良い感じ。中井貴一と木梨憲武と江口洋介のカラミってなんかあまり同じくくりにされないというか。それぞれカッパとタヌキの人、とんねるずの人、トレンディードラマの人(もしくは五右衛門の人?)って印象で「いい役者」かって聞かれてもあまりピンと来ない。ハデな主役級の役者かと言われればちと違うし、味わい深い名脇役かと言われればそうでもない。わりとみんな芸歴長いのにさっぱりした人たちなのね。でもよくよくきちんと見てみれば、それぞれ印象的なキャラクタで、ホテルで出てくる美味しいトーストみたいな。普段よりちょっと良い場所でちょっと良いもの、軽やかで心地よい感じ。
三谷幸喜らしく三谷幸喜ぽくなく、良い感じだわねと思っていたら監督は市川準さんだそうで。印象深いCMをたくさん撮った方です。好きです。