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柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2009年11月15日 | 見た回数: 1回
ジャケ借り。そんなに悪くなかったかな。まあ、知っている話の映画化なのでそれほど心躍るものはないのですが、趣味よくまとまっていたと思います。
趣味よくと言っても元々悪趣味な話ではありますが、童話がいつまでも我々の心をとらえて話さない理由の一つは、こういう上品な悪趣味のもつ引力ゆえではないでしょうか。
それにしても、鍵を渡しておいて「開けるな」という青髭が悪いのか、裏切った妻が悪いのか。青髭は裕福であるが故に、自分に近づいてくるものを信じられず、信じるためには、信じさせてもらう必要がある。自ら陥ってしまったジレンマで、同情には値しないのかもしれないが、この映画ではそういう複雑な「青髭」をうまく表現できている気がしました。
ちなみに僕は知ってる話でしたが、奥さんはご存じなかったそうです。「鍵を渡されて部屋を開けたら、みんな殺されるんだと思った」とのことですが、それだったら「◯◯を見て、生きて帰ってきたものはいなかったのです」ということで、じゃあだれが◯◯の話を伝えているのだ、という構造になってしまいますよね。チャンチャン。
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ジャケ借り。そんなに悪くなかったかな。まあ、知っている話の映画化なのでそれほど心躍るものはないのですが、趣味よくまとまっていたと思います。
趣味よくと言っても元々悪趣味な話ではありますが、童話がいつまでも我々の心をとらえて話さない理由の一つは、こういう上品な悪趣味のもつ引力ゆえではないでしょうか。
それにしても、鍵を渡しておいて「開けるな」という青髭が悪いのか、裏切った妻が悪いのか。青髭は裕福であるが故に、自分に近づいてくるものを信じられず、信じるためには、信じさせてもらう必要がある。自ら陥ってしまったジレンマで、同情には値しないのかもしれないが、この映画ではそういう複雑な「青髭」をうまく表現できている気がしました。
ちなみに僕は知ってる話でしたが、奥さんはご存じなかったそうです。「鍵を渡されて部屋を開けたら、みんな殺されるんだと思った」とのことですが、それだったら「◯◯を見て、生きて帰ってきたものはいなかったのです」ということで、じゃあだれが◯◯の話を伝えているのだ、という構造になってしまいますよね。チャンチャン。