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金 克美 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2009年10月15日 | 見た回数: 未記入
なんといっても山深い雲南省の景色がすばらしい。イ族の民族衣装も金太郎の腹掛けみたいな下着?もむっちゃかわいい。だけど、畑仕事しているときもあんな民族衣装を着てるか?とちょっと不自然なんだけど、そこはまあ、映画だから。
山にこだまするような、ハイソプラノの歌声はほんとにきれいで、山村の景色とみごとに調和している。
「なかなか」評価なのは、あまりに映像がきれいで、実際の雲南の少数民族を美化しすぎ?と思ったから。やっぱり実際にはいろいろあるもの。
雲南省には足を踏み入れたことはないけれど、ラオスから雲南省の国境にまではいったことがある。ものの本で、あの地域の山岳民族には風習を伝承するのに、文字に書かれるより、歌にして伝えるという方法が多いと読んだことがある。
中国の国境からラオスを抜けタイに戻って行く途中、トラックの荷台に幌をかけただけの「バス」に乗り合わせた10代くらいの女の子が二人、ずーーーっと歌をうたってた。ニコニコしてた顔がとても愛らしくて印象に残っている。
男の子が女の子に告白するときも、自分の感情をどれだけうまく歌えるかが勝負、なのだそう。
だから、この映画のなかでも、「うん? いきなりミュージカル?」と唐突に歌うシーンが何度かあるんだけど、それはそんな背景があるからだなぁと思い出していました。
女の子はすばらしく元気で雄々しく、男の子はなんだかなさけない、現代中国の多様性がかいま見れる一本でした。
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なんといっても山深い雲南省の景色がすばらしい。イ族の民族衣装も金太郎の腹掛けみたいな下着?もむっちゃかわいい。だけど、畑仕事しているときもあんな民族衣装を着てるか?とちょっと不自然なんだけど、そこはまあ、映画だから。
山にこだまするような、ハイソプラノの歌声はほんとにきれいで、山村の景色とみごとに調和している。
「なかなか」評価なのは、あまりに映像がきれいで、実際の雲南の少数民族を美化しすぎ?と思ったから。やっぱり実際にはいろいろあるもの。
雲南省には足を踏み入れたことはないけれど、ラオスから雲南省の国境にまではいったことがある。ものの本で、あの地域の山岳民族には風習を伝承するのに、文字に書かれるより、歌にして伝えるという方法が多いと読んだことがある。
中国の国境からラオスを抜けタイに戻って行く途中、トラックの荷台に幌をかけただけの「バス」に乗り合わせた10代くらいの女の子が二人、ずーーーっと歌をうたってた。ニコニコしてた顔がとても愛らしくて印象に残っている。
男の子が女の子に告白するときも、自分の感情をどれだけうまく歌えるかが勝負、なのだそう。
だから、この映画のなかでも、「うん? いきなりミュージカル?」と唐突に歌うシーンが何度かあるんだけど、それはそんな背景があるからだなぁと思い出していました。
女の子はすばらしく元気で雄々しく、男の子はなんだかなさけない、現代中国の多様性がかいま見れる一本でした。