心に誓う35の夏。いやー、確かに怖い。サメがいるような外洋に置き去りだなんて。スキューバしなきゃダメな状況となったとしても、なるべく船からは離れないでおこう。でもって、出来れば海に出るなんて怖いので、せめて陸地が見えるくらいにしておこう。うんうん。

と、そんな決意表明はともかくとして、映画としてはうーん。どうなんだろうか？事実に基づくということで片付けてしまえば、そりゃどんな話も「何も言えなくて、夏」なわけですし、絶望の果てにあー言うエンディングになったというのもわかる。わかるんですがね、どうも気分的にはしっくりエンディングにたどり着けなかった感が否めませんでした。
この手のものは割と楽しめるので、今作も期待していたんですが、それだけに肩すかし感がありました。なんでしょうかね？この物足りないというか食い足りない何かは。あまりにも静かだったのと、あと、いちばんの盛り上がりのサメが襲ってくる深夜のシーンが暗くてよくわからなかったのが原因？いやー、よく見えないことや、何も聞こえないけさはどちらも怖くする一因だと思うしなぁ。
というわけで時間も短いし、下手なホラーよりは全然怖がれたんですが、しっくりこなくてこんな評価でした。もっかいじっくり見たら印象も変わるかなぁ。