高校から浪人を経て大学に来るときに卒業したものがいくつかある。絵画では、安野光雅、ピカソ、マグリットと、そしてエッシャーだった。それまではなんとなくこれらの人が描く絵が面白くて好きだったのだが、この10代晩年の僕は、これら人たちの絵が次第に「アイデア勝負」であるような気がしてしまい疎遠になってしまった。じつは安野光雅とピカソについては、その後、アイデア勝負なんてとんでもない、と思い返す契機があり、いまでは偉いもんだなあと思うのですが、残念ながらマグリットはフーコーといっしょに疎遠になったままだ。
エッシャーもずっと疎遠だった。でも、この DVD が、見直す契機になったように思う。何を見せてくれるんかいなと思っていたのだが、なるほど、あのダノゴムシのように、動かすと面白いものもたくさんあるのだが、絵の全体を一気にみるのでなく、ほんとうに隠しながら徐々にみることで、より深く味わうことができるのだと、エッシャーの絵の見方はこうなんだよ、ということが教えてもらえたような気がする。
でもって、音楽の選曲がいいですね。エッシャーみたいな計算の強そうな人と、バッハのカッキリした感じは、けっこうマッチしているように思いました。2〜30分のものですが、良作かと。
高校から浪人を経て大学に来るときに卒業したものがいくつかある。絵画では、安野光雅、ピカソ、マグリットと、そしてエッシャーだった。それまではなんとなくこれらの人が描く絵が面白くて好きだったのだが、この10代晩年の僕は、これら人たちの絵が次第に「アイデア勝負」であるような気がしてしまい疎遠になってしまった。じつは安野光雅とピカソについては、その後、アイデア勝負なんてとんでもない、と思い返す契機があり、いまでは偉いもんだなあと思うのですが、残念ながらマグリットはフーコーといっしょに疎遠になったままだ。
エッシャーもずっと疎遠だった。でも、この DVD が、見直す契機になったように思う。何を見せてくれるんかいなと思っていたのだが、なるほど、あのダノゴムシのように、動かすと面白いものもたくさんあるのだが、絵の全体を一気にみるのでなく、ほんとうに隠しながら徐々にみることで、より深く味わうことができるのだと、エッシャーの絵の見方はこうなんだよ、ということが教えてもらえたような気がする。
でもって、音楽の選曲がいいですね。エッシャーみたいな計算の強そうな人と、バッハのカッキリした感じは、けっこうマッチしているように思いました。2〜30分のものですが、良作かと。
#じつはちょっと前にみたのですが、ふと思って Amazon をみたら、おいてあったので映画ではないけど感想追加。でべちゃん、どうもありがとう。