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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2009年01月05日 | 見た回数: 1回
この映画を見る人のほとんどは、ヤン・シュヴァンクマイエルがどんな人かわかっているひとだろうから、本人が DVD の冒頭で挨拶をしても驚くひとは少ないでしょう。 その冒頭の挨拶が面白かったので、ちょっと引用してみました。
ご来場の皆様、ご覧いただく映画はホラーです。ホラーならではの落胆を皆様にお届けします。この作品に芸術性を期待されるのは間違いです。芸術は死に、自己満足で広告的なものだけが残りました。水に映るナルキッソスと同じです。 本作では、エドガー・アラン・ポーに敬意の念を示すべく、彼のモチーフを拝借しています。また、サド公爵の冒涜的で破壊的な思想も取り入れ、作品の随所に用いました。 この映画の主題は精神病院と、それを管理する者への観念的な挑戦です。彼らのやり方というのは極端に分けて2つ。1つは患者たちに完全な自由を与える方法。もう1つはご存知の通り、監視と体罰を繰り返すという保守的なやり方です。しかし実はもう1つ方法があります。先の2つの短所を組み合わせ膨らませた原理。それが使われる場所こそ、狂気に満ちたこの世なのです。
んが、正直、筋立てを整理してみると、それほぼビビッドなストーリーではありません。そういう話を見慣れているひとにとっては、大概思った通りに事は進むでしょう。 でも、もしヤン・シュヴァンクマイエルの仕事が見たいんだったら、不自然なほどに、その仕事が味わえます。というわけで、ファンにはおすすめです。
* * *
それにしてもちょっと話題は変わるのですが、 TSUTAYA の DISCAS サービス 、ほんとにいいですね。 ヤン・シュヴァンクマイエルの DVD なんて、普通のレンタル屋さんにはおいてないので、こういうとこでもないと借りて見られないので……。
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この映画を見る人のほとんどは、ヤン・シュヴァンクマイエルがどんな人かわかっているひとだろうから、本人が DVD の冒頭で挨拶をしても驚くひとは少ないでしょう。
その冒頭の挨拶が面白かったので、ちょっと引用してみました。
んが、正直、筋立てを整理してみると、それほぼビビッドなストーリーではありません。そういう話を見慣れているひとにとっては、大概思った通りに事は進むでしょう。
でも、もしヤン・シュヴァンクマイエルの仕事が見たいんだったら、不自然なほどに、その仕事が味わえます。というわけで、ファンにはおすすめです。
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それにしてもちょっと話題は変わるのですが、 TSUTAYA の DISCAS サービス 、ほんとにいいですね。
ヤン・シュヴァンクマイエルの DVD なんて、普通のレンタル屋さんにはおいてないので、こういうとこでもないと借りて見られないので……。