見えざる手のある風景 LANDSCAPE WITH INVISIBLE HAND

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監督:コリー・フィンリー
出演:アサンテ・ブラック、カイリー・ロジャーズ、ティファニー・ハディッシュ
時間:105分
公開:2023年
ジャンル:
SFコメディ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2024年11月05日 | 見た回数: 1回

そんなに悪くなかったんだけど、ついつい隠れた名作だったりしないかなー。という期待感が邪魔して、物足りなく感じちゃった。ゆるいSFベースの宇宙人物なんですけど、なんだろ。別に戦ったり解放のために立ち上がったりはしないし、そ~いうもんだよなー。しゃーないなー。でも嫌な世の中になったよなー。みたいな一般市民的観点がメインなのですな。

宇宙人とうまくやってけた人とそうでない人との貧富の差が拡大したり、空からまだ使えそうなものがどんどんゴミとして降ってきたり(うまくやった人らは宇宙船に作られた街に住んでる)、学ぶ場の学校とか食事とかがどんどん侵略されてたりと、宇宙人じゃないけど、自然派の人がマクドナルドだとかネット社会とかに汚染されていってる現状とオーバーラップさせるような話で、悪くないんですよ。悪くはない。
感情を求めてる宇宙人に向けて、恋愛生活を配信するバイトとかもいいですしね。別に宇宙人じゃなくてもやってることなんですけど、オチがもうちょっと派手だと楽しかったんだろなー。とか思います。が、一方でそれだと映画の良さが伝わらんかな?

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どっかのヨーロッパの寺院で名画を修復してへんてこなのになっちゃった。みたいなニュース何回か観たことあるんですけど、それに近い感じで、壁一面に書かれた絵画作品をすごいぞー。って評価して持ってっちゃうんだけど、宇宙人にもわかりやすくしといたよ。サー、みんなに解説してくれ給え。というような、芸術をわかってない人がそれっぽく、それに近い形で書いてみた。でも的外れ!みたいなところもちょびっと面白かったんですけどね。

隠しテキストはここまでです。

最後はまー。そんな世界でもなんとか暮らしてくしかないよね。余った壁に絵でも書いて(いい絵でしたけどね)。とかそ~いうのどかなちょっと生活苦な感じも伝わってくる映画でした。