もっかい見てみました。改めてロッキーを意識しない純粋な映画として。

で、ちょっとわかった気がします。そら、前作とかのロッキー4ベースのクリード2なんて評価高いに決まってるじゃないですか。その後の今作なんで物足りなく感じるのも当然です。が、これはこれで良いかなと。

あるいはあえてロッキー＆クリードではない単独の作品としてみただったらもうちょい評価高かったかもですけど、この路線でクリード単体としての作品で考えるとしっかりして独立した作品として続いてもいいかなー。とも思いました。

少なくとも旧友とのドラマ部分は十二分に楽しめたなー。ディミアンの苦悩と成功と試合後の対応とかはちょっとグッと来たしね。
家族、娘の件がちょいまだるっこしく感じたのは惜しいんですけど、あれ無いと家族の存在を力に…みたいなんが薄れるのかなー。

でなわけで評価1個アップ。面白かったです。はい。

ちょっと評価に悩むなー。個人的にはこんなもんなんやけど、一方で評価したいとことが良かったとこもたくさんあって…。

というわけで「ロッキー不在の」クリード3作目。制作陣にはスタローンいるっぽいけど完全に親元から離れようってな意識もあって雰囲気が今までと違う。ので、なんだかなー。という感じがありました。

最初の試合のシーン。コンランとのボディ狙いとかはちょっと面白かったです。やられてるように見えてしっかり狙い目のボディ捉えてる感じとか、ちょっと漫画っぽいというかなんというか。あと、相変わらずラスボスと対比しながらのトレーニングシーンはいいよね。まさかのヴィクターとの共闘とか、ロッキーとアポロの世界みたいでワクワクしちゃった。

と、いいとこあるんですけどやっぱり見てるこっちがロッキーから離れられてないんだな。

あと、ヴィクターがチャンピオンになる？ならない？一方のクリードはというと引退してプロデュース…ん、引退して弟子がどうこうって忌まわしきロッキー5な世界ではないか。

敵がこれまたちょいとしょぼく見えるのも惜しいかな。で、ミラクルにチャンピオンになっちゃうもんだからなんだかなー。入所以前にもっと圧倒的な強さ見せてりゃ説得力も上がったかもなんやけど、重さにしてもスピード感にしてもいまいちなのがめにつきました。

ドラマ的には過去の事件と今の成功とのギャップやら何やらでそんな悪くはないんやけど、どうも入り込んで応援する感じがうまくつかめなかったのが敗因かなぁ。