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でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2019年01月14日 | 見た回数: 1回
ハイコントラストで彩度高めのビビットな色合いや、狂気じみた強烈な敵キャラたちは、いかにもグラフィックノベル原作っぽい臭さがあって、こういう芝居がかった派手な演出は、わりと好き。しかも主演はデンマークの至宝、マッツ・ミケルセン氏。立居振る舞いがいちいちサマになって、絵がビシィっと締まる締まる。 片方で、これもまたグラフィックノベル原作らしさといえる、エロとバイオレンスの過激さがややウザい。痛いシーンは苦手なのと、えげつない演出に時間を割いたわりに、クライマックスの山場は盛り上がりに欠ける印象でちょっと減点。
暗殺組織から引退したダンカン・ヴィズラは、いくつもある拠点のひとつから、モンタナ州の山小屋にとりあえず腰を落ち着けます。所在なさそうな佇まいだけど、おどおどしているわけではなく、つねに緊張は解いていない状態。ちょっとショボくれた不安そうな目で、田舎町の雑貨屋のおばちゃんに絡まれたり、ペットを飼おうとしてみたり、向かいの小屋を借りている女の子に親切にしてあげたりして、自分には馴染みのない「普通の生活」を理解しようと模索している姿がいじらしいです。 もちろん後半のアクションシーンも良いんですが、前半のこの引退生活を営む姿が、無慈悲な暗殺者の顔とは裏腹の彼の人柄を匂わせていて、後半へうまくバトンを渡していた、かな。良く言えば。
アメコミ的な大人映画が好きなら見てもいいんじゃないでしょうかね。
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ハイコントラストで彩度高めのビビットな色合いや、狂気じみた強烈な敵キャラたちは、いかにもグラフィックノベル原作っぽい臭さがあって、こういう芝居がかった派手な演出は、わりと好き。しかも主演はデンマークの至宝、マッツ・ミケルセン氏。立居振る舞いがいちいちサマになって、絵がビシィっと締まる締まる。
片方で、これもまたグラフィックノベル原作らしさといえる、エロとバイオレンスの過激さがややウザい。痛いシーンは苦手なのと、えげつない演出に時間を割いたわりに、クライマックスの山場は盛り上がりに欠ける印象でちょっと減点。
暗殺組織から引退したダンカン・ヴィズラは、いくつもある拠点のひとつから、モンタナ州の山小屋にとりあえず腰を落ち着けます。所在なさそうな佇まいだけど、おどおどしているわけではなく、つねに緊張は解いていない状態。ちょっとショボくれた不安そうな目で、田舎町の雑貨屋のおばちゃんに絡まれたり、ペットを飼おうとしてみたり、向かいの小屋を借りている女の子に親切にしてあげたりして、自分には馴染みのない「普通の生活」を理解しようと模索している姿がいじらしいです。
もちろん後半のアクションシーンも良いんですが、前半のこの引退生活を営む姿が、無慈悲な暗殺者の顔とは裏腹の彼の人柄を匂わせていて、後半へうまくバトンを渡していた、かな。良く言えば。
アメコミ的な大人映画が好きなら見てもいいんじゃないでしょうかね。