スウェーデン映画って、じっとり重苦しい先入観があるんですが。
この映画もあらすじを聞いたときには、最終的にしんみり寂しい映画なんやろと。その先入観あってこそかもしれないけど、良かったです。たいへん痛快で。逃走劇に巻き込まれるひとたちを、ちょびっとずつ元気にしながら、明かされていくおじいちゃんのそうそうたる経歴。爆弾好きだった少年は、いろいろな行き違いや勘違いから、歴史の変わる現場にいつも居合わせていた、というような。おじいちゃんのひょうひょうとしたマイペースなキャラクターも、偶然の歴史への関わり方も「フォレスト・ガンプ」を思い出す映画でした。