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柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2014年04月15日 | 見た回数: 1回
あんまりにも眠たい映画でびっくりしました。
見た後、原作を斜め読みして確認してみたのですが、主人公の女性遍歴や物語の流れは、いちおう原作に忠実だし、ところどころ原作の台詞も出てくるのだけど、なんちゅうか、うーん。原作の読後感とこれだけかけ離れちゃうと、映画化としてはどうなんじゃろという気持ちです。
役者はそれなりによかったんです。主人公もその悪友も女性たちもかなりよかったと思う。
僕が印象的だった、原作冒頭の「三枚の写真」も、それなりにうまく映画に突っ込んだな、とも思う。
でも、なんというか、たとえば「人が喜ぶことがわかってしまい、その自分を演じてしまうことで、自分自身を生きることがない苦悩」や「空腹を知らない」というような、彼の苦悩が、あんまりうまく描けてなかったような気もしちゃう。
あと、どう考えても中原中也は蛇足です。太宰の自伝とは言われるけれども、そんなに引き寄せなくたっていいと思う。夾雑物ですよ。
それと、奥さんが、「なんでこんなに女たちは発情しているのだ、むかつく。」と言っていたのが印象的でした。
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あんまりにも眠たい映画でびっくりしました。
見た後、原作を斜め読みして確認してみたのですが、主人公の女性遍歴や物語の流れは、いちおう原作に忠実だし、ところどころ原作の台詞も出てくるのだけど、なんちゅうか、うーん。原作の読後感とこれだけかけ離れちゃうと、映画化としてはどうなんじゃろという気持ちです。
役者はそれなりによかったんです。主人公もその悪友も女性たちもかなりよかったと思う。
僕が印象的だった、原作冒頭の「三枚の写真」も、それなりにうまく映画に突っ込んだな、とも思う。
でも、なんというか、たとえば「人が喜ぶことがわかってしまい、その自分を演じてしまうことで、自分自身を生きることがない苦悩」や「空腹を知らない」というような、彼の苦悩が、あんまりうまく描けてなかったような気もしちゃう。
あと、どう考えても中原中也は蛇足です。太宰の自伝とは言われるけれども、そんなに引き寄せなくたっていいと思う。夾雑物ですよ。
それと、奥さんが、「なんでこんなに女たちは発情しているのだ、むかつく。」と言っていたのが印象的でした。