悪魔の毒々モンスター THE TOXIC AVENGER

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監督:ロイド・カウフマン、マイケル・ハーツ
出演:アンドリー・マランダ、ミッチェル・コーエン、マーク・トーグル
時間:92分
公開:1984年
ジャンル:
ホラー

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2013年08月30日 | 見た回数: 1回

幼い頃、このビデオがレンタル屋さんの棚に並んでいるのをみて、なんというとんでもないタイトルだろうと思うと同時に、きっと僕がこの映画を見ることはないだろうなあ、と思っていた作品。そのまま僕がホラーを見るようになった頃には、本作はあまり見かけないものになっていた。

んが、最近、DVD化されたようだ。

デジタルリマスターしたのかしてないのか、ひどい画質、ひどい音質──いや、音質がひどいのではない、音楽の編集がもうひどい。途中で平気でぶつぶつ切れちゃう。そしてなによりも、映画としてひどい。

* * *

主人公のメルヴィンはスポーツクラブで清掃の仕事をしている。ひょろひょろのどんくさい青年で、いじめられっこだ。ある日、ハニートラップにひっかかって、バレリーナの格好をさせられたところで、有害廃棄物のなかにダイブしてしまい、体が変質してしまう。

見るもおぞましいが、しかし強靭な肉体を得たメルヴィンは、町中の悪党をやっつけて回る。そんなおりに全盲の女性と出会う。目が見えない彼女は、メルヴィンの外見でなく、内面が美しいという。

理解者を得たが、しかし、悪人を惨殺したいという衝動が止まらないメルヴィンは、彼女と町外れに引っ越す。

町中の悪人をやっつけられて、ショバ代のあがりが減ってしまった悪徳市長は、メルヴィンのねぐらを見つけ、メルヴィンを亡き者にすべく軍隊を派遣するのだった……。

* * *

こういうひどい映画が、いわゆるカルト的人気という位置づけを得るのはよくわかる。ほんとうにしっちゃかめっちゃかな映画なんだけど、こういう映画好きな人がいるのはよくわかる。僕の好みにおいても、ギリギリアウト、くらいの位置である。

この映画はそれなりに人気を博し、のちにいくつかシリーズが出て、「悪魔の毒々モンスター、東京へ行く」とかなっちゃう。うーん、DVDがあったら、みるのかなあ。

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