精神科医ヘンリー・カーターの憂鬱 shrink

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監督:ジョナス・ペイト
出演:ケヴィン・スペイシー、マーク・ウェバー、ダラス・ロバーツ、キキ・パーマー、サフロン・バロウズ、ロビン・ウィリアムズ
時間:105分
公開:2009年
ジャンル:
ドラマ

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2013年07月22日 | 見た回数: 1回

うーん、大人ってこういう映画で感動できる人をいうんだろうか。

なにせまだホラーとかそんなんばっかり見ている人間なので、こんなに上品な映画だと、なんだかわからんちんなんですよ。ケビン・スペイシーだから見たんですがね。

妻を自殺でなくして、自棄になって麻薬に溺れる有名精神科医。彼に見てもらっている患者たち。精神科医なので、心に不安を持った人たちが現れるのはまあ自然なんですが、なぜだか*1この人たちが、偶然に出会って、関わっていくことで、偶然に病を治癒していく……とでも言えばいいのでしょうか。

以下、ちょっとネタバレ隠ししておきますね。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

精神科医の義弟(売れない脚本家)が、患者(高校で素行不良で精神科医のもとに送られてきた少女)のメモを盗み見して、彼女の生い立ちにドラマ性を感じて、映画の脚本を書くんです。もちろん彼女は最初は大いに怒るのですが、あとでそれを許すんですね。これは自分の人生を脚本を通して対象化したということだと思うのだけど、なんだか、そんなふうに、盗み見した人を許せるものなのかな、という気がしなくもないのです。

登場人物の一人に、潔癖性のプロデューサがいるのですが、冒頭ではイヤなやつとして描かれるのだけど、最後にどんでん返しでいいやつになるのと、ロビン・ウィリアムスの誘目性が、作品の中での重要度に対して、高くてちょっと困ったことが印象に残りました。

隠しテキストはここまでです。

というわけで、まだオコサマなので、僕にはあまり楽しめませんでした。残念。


  • *1 って、映画だからですが