まさかシリアスドラマオンリーの任侠物だとは思わなかった。ジャッキーが出てるとついつい、いつアクション炸裂するんだ？とか思っちゃってねぇ。
話自体は結構丁寧に描かれていて、ちょっと重たいけどいい部類だと思います。シリアスすぎて、その真実っぽい重みにウェ。っとなっちゃうんですが、それでも十二分に見せてくれるお話。
また、ジャッキーもドラマ役者としてアクションを封印して、コメディ路線も封印して、笑顔までほぼ封印。ただただクラークジミーに活躍してるんですが、それもまた良い味が出てる気がする。

ん、ですが、ですがですよ。ロビン・ウィリアムスからコメディ要素を取ったらあかんように、彼からアクションやコメディ色を取ったらイカンだろ。とか思っちゃう。見てるこちらの勝手な思い込みではありますが、やっぱり消化不良感は否めないんだなぁ。
いくつになっても同じことしてるセガールみたいな人もいるんですが、やっぱり役者としての幅を広げたい、みたいなのがあるのかなぁ。

ということで、ジャッキー映画としては不満の残る出来ですが、映画自体は結構良かったんで、評価相殺ってことで「まあまあ」かな。ジャッキー映画として見なかったらもっと評価高かったと思います。

追記：タイトルこそ新宿ですが、多分神戸・・・