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みえない雲 DIE WOLKE
画像表示切り替え監督: | グレゴール・シュニッツラー |
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出演: | パウラ・カレンベルク、フランツ・ディンダ、ハンス=ラウリン・バイヤーリンク、カリーナ・ヴィーゼ |
時間: | 103分 |
公開: | 2006年 |
キャッチコピー: その雲が彼女の運命を瞬時に変えた。極限状況(パニック)下に生まれた愛の奇跡!! もう一度、あなたに会いたい | |
ジャンル: 恋愛、パニック、ドラマ |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2013年01月27日 | 見た回数: 1回
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ドイツが脱原発宣言をしたときには、これはすごい展開だなと思ったのだけど、どうも宣言はしたものの、その後の進捗ははかばかしくないようで、寡聞にして続報を知らない。
本作はそういうドイツの反原発映画で、普通の女子高生が近所の原発事故で人生を翻弄される、という話……だと思っていたのだけど、予告編にも出てるので書いちゃうけど、避難時の弟の事故死が印象的すぎて、いろいろと気持ちがさらわれちゃう。
一緒に見てた子供たちも、それが気になるみたいで、後半で語られる、頭髪の喪失や彼氏の発症などの誘目性が下がっちゃう。いや、というより、そういった原爆症的な描写はそもそもかなりライトで、幼い頃からいくつか原爆逸話を見て来た側としては、あんまりにあっさりしてて拍子抜けしてしまう。
主人公の彼女の愚かさはまあ等身大なので、あまり悪くいう気は起こらないのだけど、彼氏がいいやつでしたね。