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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2013年01月14日 | 見た回数: 1回
ヨッチャウヨッチャウといいながら、けっこうたくさんフェイク・ドキュメンタリを追いかけている柴田です。まあ、あれですよね。むかし流行った心霊写真なんかと同じで、ホラーと相性がいい手法ですよね。
以降、さくっとネタバレでいきます。
本作は、怖すぎてお蔵入りになってしまったテレビの心霊番組のとある放送回をこっそり見せてくれる、という趣旨。
んが、テレビマンのくせにカメラがブレるブレる。物語冒頭は、おまえ素人か、いいから脇を締めろ、というほどに揺れまくりですよ。
番組は曰く付きの建物に一晩スタッフが泊まり込んで、心霊現象を撮影する、というものなんですが、まあ、お蔵入りになる訳なので、この建物──閉鎖された精神病院は本物の幽霊屋敷なのですね。
とうぜん最初は何にもおこらないんですが、朝6時に撮影が終了するのだけど、5時30分くらいから不自然なことが起こり始めるのです。で、5時45分。みてるこっちも「あれ、あと15分でどうカタを付けるんだろう」なんて思っちゃう。映画をみてる時間もまだ半分にも達してない。
なかなかうまいなと思うのは、ここで、6時になっても迎えの人が来ない、という展開。で、そのまま、夜のまま、時間はどんどんたっていく。建物から外に出る通路はみんな塞がれて、どこまでたっても出られない、という中で怖い顔をした人が立ってるとか、壁から手が出てくるとか、怖いことばかりが起こっていく。
いやあ、なかなか楽しかったです。でも、見終わってみると、ゼメキスの「TATARI」と似た話だったなあ、とも思う。あれも病院の院長がラスボス、みたいな話だったと思うのだが。
上述の、時間と空間の迷宮の表現はかなりいいのだけど、怖さ、という点では、あんまり新しいところはなかったかな。それでも子どもには無理そうだったので、夫婦だけでみましたが。
ちょっと残念なのは、ジャケットが下品ですよね。もうちょっといいジャケットがあると思うのだけどなあ。
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ヨッチャウヨッチャウといいながら、けっこうたくさんフェイク・ドキュメンタリを追いかけている柴田です。まあ、あれですよね。むかし流行った心霊写真なんかと同じで、ホラーと相性がいい手法ですよね。
以降、さくっとネタバレでいきます。
本作は、怖すぎてお蔵入りになってしまったテレビの心霊番組のとある放送回をこっそり見せてくれる、という趣旨。
んが、テレビマンのくせにカメラがブレるブレる。物語冒頭は、おまえ素人か、いいから脇を締めろ、というほどに揺れまくりですよ。
番組は曰く付きの建物に一晩スタッフが泊まり込んで、心霊現象を撮影する、というものなんですが、まあ、お蔵入りになる訳なので、この建物──閉鎖された精神病院は本物の幽霊屋敷なのですね。
とうぜん最初は何にもおこらないんですが、朝6時に撮影が終了するのだけど、5時30分くらいから不自然なことが起こり始めるのです。で、5時45分。みてるこっちも「あれ、あと15分でどうカタを付けるんだろう」なんて思っちゃう。映画をみてる時間もまだ半分にも達してない。
なかなかうまいなと思うのは、ここで、6時になっても迎えの人が来ない、という展開。で、そのまま、夜のまま、時間はどんどんたっていく。建物から外に出る通路はみんな塞がれて、どこまでたっても出られない、という中で怖い顔をした人が立ってるとか、壁から手が出てくるとか、怖いことばかりが起こっていく。
いやあ、なかなか楽しかったです。でも、見終わってみると、ゼメキスの「TATARI」と似た話だったなあ、とも思う。あれも病院の院長がラスボス、みたいな話だったと思うのだが。
上述の、時間と空間の迷宮の表現はかなりいいのだけど、怖さ、という点では、あんまり新しいところはなかったかな。それでも子どもには無理そうだったので、夫婦だけでみましたが。
ちょっと残念なのは、ジャケットが下品ですよね。もうちょっといいジャケットがあると思うのだけどなあ。