ミスター・ルーキー

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監督:井坂聡
出演:長嶋一茂、鶴田真由、橋爪功、駒田徳広、國村隼
時間:110分
公開:2002年
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昼間はただのサラリーマン。
夜は甲子園だけに現れる謎の覆面ピッチャー。
ジャンル:
スポーツドラマ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2011年08月01日 | 見た回数: 2回

「うちが主役じゃないから名前使っちゃダメ。」とか言ったとか言わないとか。えーい、器の小さい。だから巨人嫌い(昔は好きでしたよ。篠塚とか、中畑とか、原とか)になっちゃうのだ。
お陰さまで「東京ガリバーズ」だそうです。巨人にいた駒田とかは出てんのにねぇ。

さてさて、おんなじ日本のプロ野球を扱った作品に「ミスター・ベースボール」っていうのがあります。中日に来る外国人助っ人の話で、あれはそれなりにまともな野球映画で割と好印象だったなぁ。
こちらはまさにマンガです。やってることはむちゃくちゃです。タイガーマスク?サラリーマンとの二足のわらじて!火消し役に背番号119て!
とはいいつつも、予定調和が気持ちよかったです。意外に試合のシーンなどは臨場感あったんですよねー。美味い合成だとは思うんですが、純粋に野球中継見てる感覚に陥ります。

主役は元巨人(にもいた)一茂くん。宿命のライバルは元巨人の駒田。と、なんやねん。主役クラスはみんな巨人やんか。とか思っちゃったりするんですが、なんだかんだで出てる人は基本的に野球関係者なせいか見劣りはさほどしない。「タッチ」とか見たら卒倒しちゃうかもしれませんが、今作はまぁ、許容範囲かな。

また、ゲストで結構知ってる選手が普通に出てるところもうれしいポイント。この辺は阪神ファンでなくてもある程度見たことがある人が出てるとうれしくなっちゃうもの。出来れば全面協力で選手は一茂意外みんなスタメン。くらいの勢いも欲しかったが、まぁ、贅沢の言い過ぎってことで。

最近はめっきり強いチームになっちゃったんであれですが、PLのほうが強いんじゃねー?と言ってた頃にうっかり優勝したりしちゃう魅力はあるんですよねー。別段阪神ファンだ。とは言わないし、中日の宇野が好きなんですが、それでも阪神が優勝するときの関西のなんやよーわからん盛り上がりは好きです。そんな雰囲気も味わえちゃう本作です。

もうちょっとラストのペナントレース追い込みの5連勝とかの盛り上がりがあったらよりドラマチックだったんじゃないかとは思いますが、まぁ、それでも悪い印象はない。
ポストマン」の時も思いましたが、まぁストーリー的にあれこれ突っ込むのもおかしなところ。すっきり楽しかったんで「なかなか」とかにしちゃおうかしら。

※ライバルである駒田が演技下手すぎるんで、それにごまかされているのか一茂くんに違和感がないのが今作。お陰さまで、何本か役者としての経験値を積んでからの作品「ポストマン」の時よりうまく感じる。
※太田知事はいらない。が、今作るとしたら橋下くんか。どうなのかねー?あのシーン自体いらない気がする。
※吉本芸人も特にはいらないのでは?
※竹中直人は竹中直人だ。困ったものだ。

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