Google 日本語入力の「抑制単語」で幸せに

ぼくは日本語入力の際、「辞書が学習するのがあまり好きでない派閥」にいます。「何回変換したら、あの変換になるのか」はできるだけ固定されていてほしいのです。ので、macを使っていた頃でも、たぶんOS 9時代でも、ことえりでもずっと学習を切って使っていました。

そういう使い方をしている人って、ぼくの観測範囲だと、変換辞書を鍛える人が多いように思います。ぼく自身、自社サイトの賑やかしコンテンツとして、IMEの変換について記事を書いていました。

ここで紹介している「2019年版」はmacからWindowsに乗り換え、Google 日本語入力を使うようになった今でも重宝しています。

で、この「学習しない天国」をより快適にしてくれる機能が、Google 日本語入力にはあります。それが「抑制単語」です。

登録は簡単。Google 日本語入力の辞書ツールを開いて、単語として登録するだけです。

ぼくの場合、自分の名字が「柴田」なんですが、Google 日本語入力は、自治体名でもある「新発田」を第1候補にしてきます。さすがに自分の名字はたくさん打鍵するし、たまたまぼくは「新発田市」は、そんなに使わない立場にいます。ので、「よみ」を「しばた」として、「新発田」を「抑制単語」として登録すると、なんと出てこなくなるのです。

ほかには、個人的に、漢字の「様」をあまりつかわない文体としており、基本は「さま」としているので、これも「抑制単語」にしちゃっています*1

まあ、いまどき学習させない人なんて少数派でしょうし、ニーズがどこにあるかも怪しいのですが、なかなか気持ちの良い機能だったので。


  • *1 漢字の「様」がほしいときには、「さまざま」で出てくる

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