放射性廃棄物処理の難しさについてテーマとしているドキュメンタリー映画で、悲観的な内容ではあります。
しかし、「10万年後の人類にいかに危険を伝えるか」という内容は、非常に壮大で心を駆り立てられました。何かしらの石碑を建てておくべきか、敢えて何も建てずに10万年間掘り起こされないことを祈るか…。
人類の長大な歴史をまたぐ新たな挑戦なのだと思います。
映像についても、オンカロのほかにフィンランドの寒々とした風景が差しはさまれ、美しさを感じました。
100,000年後の安全 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き |
コントリビュータ | マイケル・マドセン, T・アイカス, W・パイレ, S・サヴォリンネ, E・ロウコラ, T・セッパラ, C・R・ブロケンハイム, B・ルンドクヴィスト, P・ヴィキベリ, M・イェンセン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 19 分 |
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商品の説明
原発から生まれる放射性廃棄物の危険を描いた衝撃の話題作!!
圧倒的な映像美で放射性廃棄物の最終処分をめぐって未来の地球の安全を問いかける
世界中の原子力発電所から排出される高レベル放射性廃棄物が、暫定的な集積所に蓄えられている。フィンランドでは、世界で初めて、高レベル放射性廃棄物の「永久地層処分」建設を、国会が承認した。完成の22世紀に向けて、その巨大な地下都市のようなシステムを建造し続けて行く。それでもなお、安全が保証されたわけではない。10万年後の人類がその施設の危険性を理解するだろうか。どうすれば確実に警告できるのだろうか。国家をあげて、放射性物質を人類から隔離するための政策を検討しているフィンランドの姿勢に、今の日本の我々も、学ぶところがあるのではないか。
★圧倒的な映像美! コンセプチュアル・アーティスト、マイケル・マドセン監督作品。パリ国際環境映画祭グランプリ受賞など、世界中から絶賛の嵐!
本作では、コンセプチュアル・アーティストとしても活動する監督のマイケル・マドセン自らが、既に建設が進行中の施設に潜入し、このプロジェクトの実行を決定した専門家たちに、未来の子孫の安全性について問いかける。圧倒的な映像美はまるでSF映画のように、荒廃し人類が去った後の地球、機械だけが永遠に動き続ける地球の姿を映しているようだ。
監督・脚本:マイケル・マドセン/脚本:イェスパー・バーグマン/撮影:ヘイキ・ファーム/編集:ダニエル・デンシック/出演:T・アイカス、C・R・ブロケンハイム、M・イェンセン、B・ルンドクヴィスト、W・パイレ、E・ロウコラ、S・サヴォリンネ、T・セッパラ、P・ヴィキベリ
☆日本語吹替版ナレーションには田口トモロヲ氏を起用!
☆視覚障害者対応日本語音声ガイド付!
☆封入特典:劇場パンフレットダイジェスト版(24Pフルカラー)
◇イントロダクション―未来のみなさんへ―
◇プロダクション・ノート
◇監督インタビュー
◇オンカロとは─フィンランドにおける最終処分場のサイト選定経緯─
◇放射性廃棄物に関する基礎知識
◇あとがき(アップリンク社長・浅井隆)
2009年|デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア|79分|カラー|79分|ステレオ|16:9LB|片面一層|音声:1英語DolbyDigital 5.1chサラウンド 2日本語DolbyDigital 2.0chステレオ 3日本語副音声(視覚障害者対応日本語音声ガイド)DolbyDigital 2.0ch
発売・販売元:アップリンク
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 179.99 g
- EAN : 4932487026173
- 監督 : マイケル・マドセン
- メディア形式 : 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 19 分
- 発売日 : 2011/12/23
- 出演 : T・アイカス, C・R・ブロケンハイム, M・イェンセン, B・ルンドクヴィスト, W・パイレ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : アップリンク
- ASIN : B005Y375CY
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 49,145位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 271位外国のドキュメンタリー映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年10月22日に日本でレビュー済み
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フィンランドの数億年も安定している花崗岩の地層を何キロもくり抜いて作られた施設『オンカロ』
それは世界で初めての核廃棄物の最終処理場で、強い放射線を発する廃棄物を埋め、その後10万年保存する場所なのだ。
想像力を持つことで文明を作り上げた人類が10万年後を想像する事の難しさ、がヒシヒシと伝わってくる内容。
識者がオンカロの安全性~主に誰にも開けられないか~を問われた時に明確な回答が出来ずに困惑する様子はユーモラスな面もあるが、実はとても恐ろしい。
安心を得るつもりで観賞したが逆に不安が募り、科学よりオカルトに足を踏み込んでしまったが如き印象を持った。
ルックはドキュメンタリーだがトラジ・ホラー・コメディとして楽しめる皮肉な内容。
それは世界で初めての核廃棄物の最終処理場で、強い放射線を発する廃棄物を埋め、その後10万年保存する場所なのだ。
想像力を持つことで文明を作り上げた人類が10万年後を想像する事の難しさ、がヒシヒシと伝わってくる内容。
識者がオンカロの安全性~主に誰にも開けられないか~を問われた時に明確な回答が出来ずに困惑する様子はユーモラスな面もあるが、実はとても恐ろしい。
安心を得るつもりで観賞したが逆に不安が募り、科学よりオカルトに足を踏み込んでしまったが如き印象を持った。
ルックはドキュメンタリーだがトラジ・ホラー・コメディとして楽しめる皮肉な内容。
2014年9月26日に日本でレビュー済み
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フィンランドの実例を豊富に紹介しているため、極めて具体的でわかりやすく、とても良い作品だと思います。
2020年3月26日に日本でレビュー済み
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この映画の論点は、10万年間いかにこの施設を隠し通せるか、誤って知らない人類が掘り出さないか、10万年たつと言語が変わっていて、どう表示すれば危険が伝わり掘り起こそうと思わせないか…
まあ、そういう問題もあるんでしょうけれど、ドキュメンタリー映画としてはどうなんでしょうか?
ひたすらおじさんとおばさんがそのことについてしゃべってるだけ。人類初の最終処分場ですよ。もっと伝えることはたくさんあるはずで、もしくはこの論点で行くにしても、もっと違った演出と構成ができるはずで。
そろそろ本格稼働する予定なので、それではと思い見てみましたが、大分肩透かしでした。
まあ、そういう問題もあるんでしょうけれど、ドキュメンタリー映画としてはどうなんでしょうか?
ひたすらおじさんとおばさんがそのことについてしゃべってるだけ。人類初の最終処分場ですよ。もっと伝えることはたくさんあるはずで、もしくはこの論点で行くにしても、もっと違った演出と構成ができるはずで。
そろそろ本格稼働する予定なので、それではと思い見てみましたが、大分肩透かしでした。
2014年4月2日に日本でレビュー済み
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小さな勉強会などで観る事ができ、不安な時代のタイムリーなDVDです。
おすすめします。未来を勉強しましょう。
おすすめします。未来を勉強しましょう。
2013年10月27日に日本でレビュー済み
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期待しすぎていたので、実際に見るとやや、がっかりだった。こういうこともあるかと思っている。
2012年5月31日に日本でレビュー済み
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原子力発電所から生じる放射能廃棄物の最終処分場は世界中に幾つあるか?答えはゼロである。みな、暫定的に貯蔵されているだけである。それでは、この問題に現実的に対応しようとしている国はあるのか。ある。フィンランドだ。そして、この映画で紹介されるオンカロ放射能廃棄物最終処分場は、原発の最終廃棄物を現実的に解決させようとした同国のプロジェクトである。
本作品は、デンマーク人のマイケル・アドセン監督によって制作された。1971年生まれの監督は、隣国フィンランドでつくられているこの最終処分場を訪れ、関係者との取材を積み重ねていく。
2009年に制作されたこの番組が日本でもDVDで簡単に手に入るようになったのは、福島第一原発の事故が起きたからである。しかし、本来であれば、このような事故が起きる前に原発を54基も持っていた国民は観ておくべきものであった。さらに、このような事故を起こしても、今にも原発が再稼働しそうである。原発を再稼働する前に、少なくとも原発とはどのようなものであるかを理解するためにも、観るべき作品であると思う。
また、本作品は監督がコンセプチュアル・アーティストでもあるために、その映像美は大変美しく、それだけでも、この映画を一級のものとして捉えることができる。原発推進派にも反対派にも是非とも観ていただきたい作品である。この映画は、原発に賛成も反対もしないで、ただ冷然たる事実を示しているだけだからだ。そして、この事実、猛毒うんこ、という事実はイデオロギーを越えて、逃れない事実なのである。
本作品は、デンマーク人のマイケル・アドセン監督によって制作された。1971年生まれの監督は、隣国フィンランドでつくられているこの最終処分場を訪れ、関係者との取材を積み重ねていく。
2009年に制作されたこの番組が日本でもDVDで簡単に手に入るようになったのは、福島第一原発の事故が起きたからである。しかし、本来であれば、このような事故が起きる前に原発を54基も持っていた国民は観ておくべきものであった。さらに、このような事故を起こしても、今にも原発が再稼働しそうである。原発を再稼働する前に、少なくとも原発とはどのようなものであるかを理解するためにも、観るべき作品であると思う。
また、本作品は監督がコンセプチュアル・アーティストでもあるために、その映像美は大変美しく、それだけでも、この映画を一級のものとして捉えることができる。原発推進派にも反対派にも是非とも観ていただきたい作品である。この映画は、原発に賛成も反対もしないで、ただ冷然たる事実を示しているだけだからだ。そして、この事実、猛毒うんこ、という事実はイデオロギーを越えて、逃れない事実なのである。
2015年9月1日に日本でレビュー済み
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エピソード1
いまから20年以上前、日本で大深度地下利用論議が盛んだったころ、アメリカのネヴァダ州ユッカマウンテンにある
核廃棄物の最終処分地候補地として、大深度地下空間を視察したことがある。
山岳砂漠地帯で、地下深く、シャフトで降りていったことを思い出した。
そして現在、オバマ政権は、ユッカマウンテンの最終処分地計画は、中止にした。
エピソード2
これも十数年前、核廃棄物の最終処分地の存在をはるか後の後世までどうすれば伝えられるかという調査研究
が日本でもなされた。今回のテーマとまったく同じである。
オンカロの地層は18億年変化していないほど古い。日本では、そのような土地はどこにもない。
原発に反対、賛成は、関係ない。
すでに全世界で推定25万トンもの核廃棄物を、はたして人類は処分できるのかという「現実」の問題である。
おそらく、究極の答えは、
宇宙戦艦ヤマトのコスモクリーナーのように、放射能除去装置を発明するか、
あるいはナウシカのように放射能耐性のある人体遺伝子改造しかないのかもしれない。
日本では、わずか2年足らずで「原発ゼロ時代」は終わり、ふたたび、核廃棄物を産出する道を選んだことは間違いない。
「10万年後」のことを考える政治家、いや国民なんているわけないが、このDVDを見ることの意味はそれなりにあると思う。
即効性の正解はないのだが。。。
いまから20年以上前、日本で大深度地下利用論議が盛んだったころ、アメリカのネヴァダ州ユッカマウンテンにある
核廃棄物の最終処分地候補地として、大深度地下空間を視察したことがある。
山岳砂漠地帯で、地下深く、シャフトで降りていったことを思い出した。
そして現在、オバマ政権は、ユッカマウンテンの最終処分地計画は、中止にした。
エピソード2
これも十数年前、核廃棄物の最終処分地の存在をはるか後の後世までどうすれば伝えられるかという調査研究
が日本でもなされた。今回のテーマとまったく同じである。
オンカロの地層は18億年変化していないほど古い。日本では、そのような土地はどこにもない。
原発に反対、賛成は、関係ない。
すでに全世界で推定25万トンもの核廃棄物を、はたして人類は処分できるのかという「現実」の問題である。
おそらく、究極の答えは、
宇宙戦艦ヤマトのコスモクリーナーのように、放射能除去装置を発明するか、
あるいはナウシカのように放射能耐性のある人体遺伝子改造しかないのかもしれない。
日本では、わずか2年足らずで「原発ゼロ時代」は終わり、ふたたび、核廃棄物を産出する道を選んだことは間違いない。
「10万年後」のことを考える政治家、いや国民なんているわけないが、このDVDを見ることの意味はそれなりにあると思う。
即効性の正解はないのだが。。。