ブラック・サンデー [DVD]
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フォーマット | ワイドスクリーン, 色, ドルビー |
コントリビュータ | ロバート・ショウ, トマス・ハリス, フリッツ・ウィーヴァー, ラリー・G・スパングラー, ブルース・ダーン, マルト・ケラー, ジョン・フランケンハイマー |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 2 時間 23 分 |
ディスク枚数 | 1 |
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メーカーによる説明
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ブラック・サンデー [DVD]
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ブラック・サンデー [DVD]
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.1 346
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価格 | ¥1,000¥1,000 | ¥4,980¥4,980 |
製品仕様 | DVD | DVD |
発売日 | 2007/4/27 | 2006/8/25 |
商品の説明
【解説】
政治的理由により公開中止を余儀なくされた幻の傑作が、ファンの期待に応えてついに初DVD化!!
米大統領を含む8万人の大観衆に沸く巨大スタジアムの上空で、巨大飛行船を爆破するという無差別テロが計画された。秘密諜報機関とFBIが立ち向かうが、大量殺戮兵器と化した飛行船はついにスタジアムに突っ込んでいく…
予測困難な危機への警鐘をドキュメンタリー・タッチでリアルに描写。アクション!サスペンス!パニック!チェイス!スリル!この映画には『ホンモノの極上エンターテインメント』がたっぷり詰まっている!!
【なぜ未公開を余儀なくされたのか…】
77年夏に日本公開されるはずだった本作に対し、上映予定の映画館を爆破するという脅迫があったため、公開一週間前に突然の上映中止命令が下された。イスラムとアラブ間の紛争を背景にしたなかで、映画史に前例のないこの事件は、映画ファンのみならず日本中を震撼させる結果となった。
【超一流スタッフが集結】
★原作…「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」のトマス・ハリスのデビュー作!
★監督…「レインディア・ゲーム」「RONIN」などアクション映画の大御所ジョン・フランケンハイマー!
★音楽…「宇宙戦争」「SAYURI」「ハリー・ポッター」シリーズなどで映画に鼓動を与え続ける巨匠ジョン・ウィリアムズ!
【仕様】
■音声:オリジナル英語: 5.1chサラウンド/オリジナル修復音声(英語) ドルビーデジタル モノラル
■字幕:英語/日本語 ■16:9スクイーズ(スコープサイズ) ■カラー ■143分■片面2層
■1977年パラマウント映画
※映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございますのでご了承下さい。
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- EAN : 4988113758116
- 監督 : ジョン・フランケンハイマー
- メディア形式 : ワイドスクリーン, 色, ドルビー
- 時間 : 2 時間 23 分
- 発売日 : 2007/4/27
- 出演 : ロバート・ショウ, ブルース・ダーン, マルト・ケラー, フリッツ・ウィーヴァー
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 英語 (Mono)
- 販売元 : パラマウント ジャパン
- 生産者 : ラリー・G・スパングラー
- ASIN : B000N6U9JS
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 27,555位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 64位外国のパニック映画
- - 970位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの映画について、以下のように評価しています: この作品は、スリルのあるおもしろい作品だと高く評価されています。臨場感溢れるストリー展開や単純明快なアクションが楽しめたと好評です。また、音楽の素晴らしさも指摘されており、シーンごとにマッチしている点も素晴らしいと感じています。終盤までは傑作で、後半の空中戦辺りは良いことだったようです。一方で、終盤に駄作という意見もあります。 全体的に、この映画の面白さについては高い評価があり、多くのお客様が見て損がないと言っています。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの映画について、幻の大傑作だと評価しています。スリルのあるストーリー展開と臨場感溢れるストリー展開が好評です。ドイツ語なまりの英語がみずみずしくてよいと感じています。また、復讐心満載のアメリカ人爆弾男に驚くべき発想があることも指摘されています。脚本や演出、配役、音響効果など、すべての面で評価が高く、品格気高い傑作だと評価されています。
"今でこそ飛行船は見られなくなり、代わりに無人飛行機が飛ぶ時代ですが、この当時としては画期的なテロ活動の一端ではなかったでは?22万発の弾丸・・・驚くべき発想! 脚本、演出、配役、音響効果、など全て評価に値する・・・・" もっと読む
"...テロする女はつよいねーー。 このひと、マラソンマンで、スパイしてた人。 うん、ドイツ語なまりの英語が、みずみずしくてよい。 それと、復讐心満載のアメリカ人爆弾男! こういう奴いる。 確かにいる。..." もっと読む
"...画質音質共にDVDからの格段の進歩は無し。DVDよりはマシと言う程度。本家パラマウントが4KUHD化するまでお預けか。 作品自体は素晴らしいです。サスペンスが途切れることなくクライマックスの一大活劇に繋がっていく見事な脚色。そして俳優陣。" もっと読む
"...70年代のパニック映画全盛期の頃の作品でありながら、 社会的な背景を盛り込みストーリーもしっかりしいてる。 ダンディズム溢れるJAWSのロバート・ショウが大活躍する終盤のスタジアムからラストまでが見ものです..." もっと読む
お客様はこの映画の演出を高く評価しています。フランケンハイマー監督の最高傑作で、終盤までは傑作だと感じています。また、キャスティングが素晴らしく、全体の流れも素晴らしいと好評です。特にベトナム帰還兵を演じたブルース・ダーンとパレスチナゲリラの女闘士役や、ベトナム帰還兵を演じたブルース・ダーンの演技が素晴らしいと述べています。全体的に、ハラハラドキドキのサスペンスとして出来が良く、スリル満点だと評価されています。
"...22万発の弾丸・・・驚くべき発想! 脚本、演出、配役、音響効果、など全て評価に値する・・・・" もっと読む
"全体の流れが素晴らしい。 スタントなんか最近の映画では無いでしょう?CGいがいでは・・・" もっと読む
"...本家パラマウントが4KUHD化するまでお預けか。 作品自体は素晴らしいです。サスペンスが途切れることなくクライマックスの一大活劇に繋がっていく見事な脚色。そして俳優陣。" もっと読む
"終盤までは傑作、でも肝心の終盤は駄作です 犯人達に言いたい 君達の「アメリカへの恨み」は、その程度だったのかと 大々的な成果でなければ嫌だなんて、せせこましい代物だったのかと..." もっと読む
お客様はこの映画について、古い時代の映画の名作として高く評価しています。映画史上最高の冒険映画であり、今旬の題材だと感じています。ドキドキのパニック映画として楽しめると好評です。また、アメリカ人のもっとも幸福な瞬間である日曜のスーパーボウルが狙われるという指摘もあります。
"ドキドキのパニック映画として楽しめます。 アメリカ人のもっとも幸福な瞬間、日曜のスーパーボウルが狙われます。テロリスト側とFBI・モサドの攻防が緊張感たっぷりに描かれます。 また単純な勧善懲悪ではなく、テロリスト側の心理もきちんと描いていて好感が持てます。..." もっと読む
"...今,旬の題材。ロバート・ショーの嗅覚が鈍ければ,マイアミの8万人は大統領共々蜂の巣だっただろう。 心に傷を負ったベトナム帰還兵の使い方がうまい。まさにPTSDの為せる業。..." もっと読む
"この時代の映画が好きなら…..." もっと読む
"正に、“映画史上最高の冒険映画”。必見!!..." もっと読む
お客様はこの映画の画質を高く評価しています。リアリティがあり、高画質なHDで鑑賞するには唯一のメディアだと感じています。単純明快なアクションとスリリングな映像が楽しめたという声もあります。また、臨場感溢れるストリー展開やスリリングな映像も楽しめると好評です。
"...マドセンサブマシンガンとS&WのM76の撃ち合いも必見です。なによりもキャスティングが素晴らしい作品。残念ながら日本語字幕はありませんが、現状で高画質なHDで鑑賞するには唯一のメディアですので是非。" もっと読む
"...昨今は何でもかんでもCGになっていますが、観客の皆が思い思いに自由に逃げ回っている所はリアリティがあって良いです。" もっと読む
"臨場感溢れるストリー展開。単純明快なアクションとスリリングな映像を楽しめました。良い作品です。" もっと読む
"CGに慣れきった世代ですが、設定や人物を丁寧に描いている点だけでも星5つレベルだと思います。やはり映画はウソの世界なので、そのぶん中身のリアリティは大事。対立する両軸がこれだけ描けている作品は良いですね。..." もっと読む
お客様はこの映画のアクションについて高く評価しています。単純明快なアクションとスリリングな映像が楽しめたという声があります。中東とベトナムの背景を描いた反戦映画で、アメリカ本土から送られた家族写真に映り込んでいる影も面白いと感じています。
"おもしろかった。中東とベトナムが背景の反戦映画。アクションも良かった。 家を離れた兵士にアメリカ本土から送られた家族写真に映り込んでいる影。この写真はだれが撮ったんだ!は、アメリカが抱えていた社会問題、いつまでたっても心が癒えない復員者の悲痛な叫び。..." もっと読む
"...この監督の個性と言えば、やはり生身のアクション。こう言うとありがちな宣伝文句に聞こえますが、彼の場合はその徹底ぶりが凄いのです。その象徴たるものが「走る」というアクション。彼の作品にはよく「主人公が延々走る」シーンが出てきますが、この作品でも中盤と終盤、ロバート・ショーはひたすら走ります。..." もっと読む
"臨場感溢れるストリー展開。単純明快なアクションとスリリングな映像を楽しめました。良い作品です。" もっと読む
お客様はこの映画の音響効果を高く評価しています。22万発の弾丸が驚くべき発想だと感じており、音楽も場面にマッチしていると好評です。特に後半の空中戦辺りは素晴らしいと感じているようです。
"...22万発の弾丸・・・驚くべき発想! 脚本、演出、配役、音響効果、など全て評価に値する・・・・" もっと読む
"ああ~、この頃の映画って、音響も演出もこんなだったよなあ~って しみじみ感じ入りながら、おじさんは見てました(笑)。" もっと読む
"素晴らしいと思ったのは、人間心理が非常によく描かれていること。 音楽が場面にマッチしていて(特に後半の空中戦辺り)良いこと。さすがは、ジョン・ウィリアムズ氏!..." もっと読む
お客様はこの映画の上映時間を無駄に長いと評価しています。進行がぎくしゃくして今一つの内容であり、ダラダラと進むという指摘があります。音楽もむやみやたらと臨場感をかもしだすため、ダラダラと進むという意見もあります。
"往年の名画として紹介されていたので、購入。当時よくできた映画なのだろうが、古い映画なので、画像も古い。進行もぎくしゃくして今一つの内容であった。" もっと読む
"...で興味失う。 音楽がこれまた、むやみやたらと臨場感をかもしだすが・・ダラダラと進む。マジで2時間23分必要か?????..." もっと読む
"上映時間が無駄に長いだけで、特にこれといって緊迫感もなく、『フレンチコネクション2』のジーン・ハックマンのように、ロバート・ショーが走っても意味がない。それに、飛行船がスタジアムに突入する以前に、ヘリコプターが空中爆発していて、スタジアムの観客が無反応てあり得るだろうか?..." もっと読む
イメージ付きのレビュー

今も全く色褪せることのない手に汗握る大傑作です。
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中にエラーが発生しました。ページを再読み込みしてください。
- 2023年3月30日に日本でレビュー済みAmazonで購入今でこそ飛行船は見られなくなり、代わりに無人飛行機が飛ぶ時代ですが、この当時としては画期的なテロ活動の一端ではなかったでは?22万発の弾丸・・・驚くべき発想! 脚本、演出、配役、音響効果、など全て評価に値する・・・・
- 2014年10月23日に日本でレビュー済みAmazonで購入まあ、最後はイスラエルが勝つのだけどね。
テロの背景をよくとらえている。
この時代にはまだこういう映画がアメリカで作れたのだね。
オリバーストーンでさえ、911の後は、こんな映画作れないしね。
アクションは今の目ではちゃちだし、最後の気球アクションだって、そりゃ、「合成」満載ですわ。
しかし、まあ、苦しいながらもどうにかこうにかカット、編集で、おー、あぶね、みたいな
どきどき感は表現できている。
テロする女はつよいねーー。
このひと、マラソンマンで、スパイしてた人。
うん、ドイツ語なまりの英語が、みずみずしくてよい。
それと、復讐心満載のアメリカ人爆弾男!
こういう奴いる。
確かにいる。
さびしかったのか、おまえ。おれんとこコイ!
みたいな戦友がでてくれば、
やっぱ、テロやめた。みたいな、時代劇になってたのに。
あくまで退役軍人に厳しい設定が彼の面接過程で、表現されるんだな。
戦争神経症を治すには母国への復讐だ!
そんな歪曲思考がでてきてもおかしくはないだろうね。
ジョーズのロバートショウよ。
もうちょっと、生きていれば、ショーンコネリーを抜いていたのに。
- 2025年1月7日に日本でレビュー済みこの映画、本来なら1977年の夏に劇場公開される筈だったのが、何者かから東京都内の映画館への爆破予告が有ったことから、結局、日本では劇場公開が見送られオクラ入りになった曰く付きの作品。その後のTV放映やDVD等でも見逃し続け、なんと今朝、制作から47年の時を経て漸く観ることが出来ました。
脚本がアーネスト・レーマン! 悪役であるパレスチナ過激派組織 "黒い9月"の生き残り組テロリストの男女 (ブルース・ダーンとマルト・ケラー)による米国内でのテロ計画から実行までがリアルに描かれていくのですが、この二人の登場人物の悲しい過去が明らかになって来るので、映画を観ているこちら側は、イスラエル特殊部隊の少佐役でFBIと協力してテロを阻止しようとする主役のロバート・ショーではなく、悪役二人の方についつい感情移入してしまい、やるせない気分になって来るのが、如何にもアーネスト・レーマンならではの脚本の上手さです。同じくレーマン脚本の「ファミリー・プロット('76米=ユニヴァーサル)」のおかしなカップル (ブルース・ダーンとバーバラ・ハリス)とは対称的で、今回は勿論ユーモア一切なしですが、主演がどちらもブルース・ダーンと言うこともあり「ファミリー・プロット」との相似性を感じます。
マイアミのフットボール・スタジアムで、一体どんなテロが行われるのか?モハべ砂漠で事前演習を行うシーンの怖さ、眼で見せて訴える旨さ!ラストは空中戦を展開しながらフットボール・スタジアムに迫る来る巨大な飛行船、その飛行船にぶら下がり宙吊りになるロバート・ショウ。まさしく荒唐無稽としか言いようがないものの、だからこその映画の醍醐味!これも名脚本家レーマンならではで、「北北西に進路を取れ!('59米=MGM)」のラストでラシュモア山のシーンに持って行くシナリオ作りの巧みさと同様に感心させられました。
「スター・ウォーズ ('77米=20世紀フォックス)」以前のジョン・ウィリアムスが聴ける最後の作品でもあり、「タワーリング・インフェルノ('74米=20世紀フォックス/ワーナー)」や「大地震 ('74米=ユニヴァーサル)」にも似たピアノとオーケストラによる純粋な劇音楽に徹したスコアもなかなかのものでした。
- 2024年12月30日に日本でレビュー済み『ブラック・サンデー』(Black Sunday)('77)
出演∶ロバート・ショウ、ブルース・ダーン、マルト・ケラー、フリッツ・ウィーヴァー、スティーヴン・キーツ、ベキム・フェーミュ、マイケル・V・ガッツォ、ウィリアム・ダニエルズ、クリスティ・マクニコル、ウォルター・ゴテル、クライド・クサツ(草津)
監督∶ジョン・フランケンハイマー
学生時代、日本公開を心待ちにしていたのに、突然上映中止になって「なぜだ〰っ!!」と地団駄を踏んだ忘れられない作品だ。(結局ビデオ・スルーのカタチになってしまった) 米国内で大規模テロを企てるアラブのテロリスト集団と、それを阻止しようとするイスラエル情報部モサド&FBIの虚々実々の戦いを描くサスペンス・アクション映画。日本の配給会社に、「上映したら報復する」という旨の脅迫状が来て、大事をとって上映をやめたそうだ。
もっとも脅迫者は間違えて同時期公開の米映画『ジェット・ローラー・コースター』の配給会社を脅迫したらしい。(こちらは遊園地のアトラクションに爆弾が仕掛けられる連続テロ事件の話だが、アラブもイスラエルも関係がない)『ブラック・サンデー』の方には直接の脅迫はなかったらしいが、話がイスラエル寄りで、アラブ側が悪役になる内容に抗議したアラブ諸国の大使館から上映中止の申し入れがあったのは事実らしい。で、大事を取って上映自粛したらしい。
中東で第4次中東戦争が終結してから数年後の作品とあって、アメリカの上映館ではユダヤ系市民とアラブ系市民の観客が二派に分かれて応援合戦をしたそうです(笑) 今でこそ笑い話で語れるが、当時はイタズラ脅迫者をタイホしてほしい気分でした、ホント。'80年代にレンタルやセルのビデオが出るようになって、『ブラック・サンデー』が発売された時、思わず買ってしまいました。(当時、VHSソフトはベラボーに高くて約15,000円でした)
[物語] レバノンの首都ベイルート。テロ組織"黒い九月"のアジトでは、メンバーのダーリア(ケラー)らが"敵国"イスラエルの後ろ盾・アメリカの国内で行うテロを計画していた。テロ成功後に全世界に発表する犯行声明を録音するダーリアであった。その夜、イスラエル情報部モサドのカバコフ(ショウ)率いるテロリスト暗殺部隊がアジトを急襲し、暗殺・爆破を実行する。裸でシャワーを浴びるダーリアを"無害な女"と判断したカバコフは彼女を見逃す。
アメリカでは競技場の上空で、TV中継用の飛行船を操縦するマイケル・ランダー(ダーン)がいた。彼はベトナム戦争で敵の捕虜となり、北ベトナムのプロパガンダ映像に出演させられたため売国奴扱いされたり、妻と離婚したりして、精神を病んでいた。彼は祖国への復讐のため、国民的祭典フットボールのスーパーボウルで、飛行船に吊るしたプラスチック爆弾と無数のライフルダーツで、数万人の観客と来賓の大統領の殺戮を目論む。計画実行のため、ランダーは資金力のある"黒い九月"と手を組んだのだ。
一方、アジトで拾った録音テープを再生したカバコフは、ダーリアが吹き込んだ犯行声明から何らかの大規模テロを予見し、シャワー室の彼女を見逃したことを後悔する。部下たちと渡米したカバコフはFBIと協力してテロ計画の実態を探る。米国に入国したダーリアは、ランダーとともに港に停泊中の密輸船から大量の彫像に見せかけた数百kgのプラスチック爆弾を受け取り、沿岸警備隊の追跡を振り切って逃げる。
密輸船の疑いのある船から逃走したボートと沿岸警備隊の追跡劇を知ったFBIとカバコフらは、テロとの関係を疑い、問題の船のオガワ船長(クサツ)や不審な荷主らに探りを入れる。その夜、違法捜査を承知で治外法権の船内に侵入したカバコフとモサドの部下は、密輸品が何なのか船長を脅して口を割らせようとする。だが、機先を制して船長の口を塞ごうとランダーが船に仕掛けた爆弾が炸裂し……!!
(今もそうだが、それ以上に)緊迫した関係にあったイスラエルとアラブ諸国の問題が背景にあったとはいえ、日本では劇場未公開となった不運のせいで作品知名度や評価で大きな損をした映画だと思う。監督のジョン・フランケンハイマーは『終身犯』『大列車作戦』『グラン・プリ』などで知られる大物監督だが、彼のキャリアの中でもトップクラスに入る傑作だと思うのですが……。
1972年のミュンヘン・オリンピックの選手村でイスラエル選手団を襲撃・殺傷したのち籠城して世界を震撼させたテロ組織"黒い九月"を実名で登場させたのがスゴイ。国家に深い怨みを抱く元軍人ランダーの動機づけにも説得力があるし、その狂気っぷりを怪演したブルース・ダーンも上手い。祖国のためにテロリストらを容赦なく始末してゆくカバコフらの非情さも相まって、2時間半近い長尺も緊迫感が途切れない。
この映画が製作された時期は、世界的な反戦運動・差別反対運動・女性解放運動を背景にした反体制的なニューシネマの時代が去り、G.ルーカスやS.スピルバーグに代表される全世代向き娯楽映画の時代が始まった頃だ。(『ロッキー』『オーメン』『キャリー』『カプリコン1』『パニック・イン・スタジアム』『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』などが登場) この『ブラック・サンデー』も普通に劇場公開されていれば、それらのヒット作と同列に語り継がれる作品になっていたはずだが……。
[余談] まだ米本土でテロ事件が起きたことのなかった頃に作られた本作(原作小説も)は、2001年の9.11同時多発テロを予見したと言われているようだ。じつは、この数年後に書かれた『コパーヘッド』(ウィリアム・カッツ著)という小説はもっとスゴイ。国際線の民間旅客機が密かに撃墜され、外見をそっくりに偽装した大型機が爆弾を満載して同じ空路を米本土に向かう。黒幕はアラブのテロリストではなく米ソ冷戦時代のソ連政府である。
この爆弾満載テロ機のことを米当局がいつ察知するのか、またテロ機に気づいたとして如何にして撃墜するのか……という荒唐無稽サスペンス小説だった。痛快さはなく、非常に後味の悪い作品だったと記憶している。創元推理文庫から出ていたはずだが今は絶版でしょう。個人的意見では『ブラック・サンデー』より数段落ちますが、ご興味のある方がいたら、古本を探してみてください。話のタネにはなりますよ(笑)
- 2022年12月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入全体の流れが素晴らしい。
スタントなんか最近の映画では無いでしょう?CGいがいでは・・・
- 2022年8月28日に日本でレビュー済みAmazonで購入84年頃にアメリカでビデオソフト化されると知った。当時渋谷にあった輸入ソフトショップで1泊2日1300円でレンタルした。ノースーパーだがトマスハリスの原作は既読なので何となく展開には着いて行けた。
後半のスペクタクルシーンの合成がショボいのが気になったが幻のハリウッド超大作が観られた事が嬉しかった。これからは輸入盤によって観たくても観られなかった作品が観られるようになる!と思った。輸入盤に嵌るきっかけとなった一本。
DVDから配信を経てオーストラリア製ブルーレイ・ディスクまで購入。
画質音質共にDVDからの格段の進歩は無し。DVDよりはマシと言う程度。本家パラマウントが4KUHD化するまでお預けか。
作品自体は素晴らしいです。サスペンスが途切れることなくクライマックスの一大活劇に繋がっていく見事な脚色。そして俳優陣。
- 2019年4月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入終盤までは傑作、でも肝心の終盤は駄作です
犯人達に言いたい
君達の「アメリカへの恨み」は、その程度だったのかと
大々的な成果でなければ嫌だなんて、せせこましい代物だったのかと
何でさっさと導火線に火を付けて、ある程度の被害は出そうとしなかったのかと
こういうところが、アメリカの映画の限界なんだなと思いました
- 2021年9月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入公開当時日本では国内上映が中止された曰く付きの作品。世界の紛争地に手を突っ込み掻き回しながらも本国では、グロテスクなまでに飽食と娯楽を貪る平和ボケのアメリカ合衆国国民に大殺戮を持ってパレスチナの現実を知らしめようとする執念の女テロリスト。それを阻止する為に奔走する争いの人生に疲れ切ったイスラエルのカバコフ少佐。母国に裏切られ復讐を誓うベトナム戦争の英雄。それぞれの思惑と生き様が複雑に絡み合ってドラマが進行していきます。
ワシントン記念塔を背景にソビエト連邦の情報筋がカバコフに女テロリストの写真を見せながら“In a way, she is your creation.(ある意味、彼女は君達の創造物なのだよ)“というシーンは鳥肌が立ちました。70年代の国際情勢に興味がある人は必見です。CG無用のアクション場面とたたみかける演出はずば抜けた迫力!マドセンサブマシンガンとS&WのM76の撃ち合いも必見です。なによりもキャスティングが素晴らしい作品。残念ながら日本語字幕はありませんが、現状で高画質なHDで鑑賞するには唯一のメディアですので是非。
公開当時日本では国内上映が中止された曰く付きの作品。世界の紛争地に手を突っ込み掻き回しながらも本国では、グロテスクなまでに飽食と娯楽を貪る平和ボケのアメリカ合衆国国民に大殺戮を持ってパレスチナの現実を知らしめようとする執念の女テロリスト。それを阻止する為に奔走する争いの人生に疲れ切ったイスラエルのカバコフ少佐。母国に裏切られ復讐を誓うベトナム戦争の英雄。それぞれの思惑と生き様が複雑に絡み合ってドラマが進行していきます。
ワシントン記念塔を背景にソビエト連邦の情報筋がカバコフに女テロリストの写真を見せながら“In a way, she is your creation.(ある意味、彼女は君達の創造物なのだよ)“というシーンは鳥肌が立ちました。70年代の国際情勢に興味がある人は必見です。CG無用のアクション場面とたたみかける演出はずば抜けた迫力!マドセンサブマシンガンとS&WのM76の撃ち合いも必見です。なによりもキャスティングが素晴らしい作品。残念ながら日本語字幕はありませんが、現状で高画質なHDで鑑賞するには唯一のメディアですので是非。
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他の国からのトップレビュー
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Gina Haden2023年8月29日にカナダでレビュー済み
5つ星のうち5.0 Great Service
Amazonで購入I like that it arrived on time and in good condition. It is for my personal video library.
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Francisco Javier Fernández Ruiz2017年11月19日にスペインでレビュー済み
5つ星のうち5.0 Gran película delos 70
Amazonで購入Gran película de acción de los 70. El terrorismo del grupo Septiembre Negro estaba en su apogeo y la película lo ha utilizado muy bien. Es una más que digna película de cine político en una década en el que proliferaban este tipo de películas.
-
Francisco Javier Vázquez Vázquez2019年2月5日にメキシコでレビュー済み
5つ星のうち5.0 Pelicula emocionante
Amazonで購入Solo en inglés y francés
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H. A.2015年10月9日に英国でレビュー済み
5つ星のうち5.0 A true thriller movie
Amazonで購入Thomas Harris who wrote the Hannibal Lecter books penned this story (his first book)about Israeli agents discovering a conspiracy to perpetrate a horrendous terrorist act in the US.They choose the superbowl as their target especially as the US president will be attending.Its a very tense,suspenseful film as the Israeli agents operate within America stepping on the toes of the FBI as the clock ticks on.The finale where they fight it out and involves the Goodyear blimp is great(not a spoiler as the cover shows the action towards the end).The film tries to show both sides of the Palestinian conflict but the sympathy lies with the good guys, as no one condones terrorism.Great action movie worth watching.
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Patrick Selitrenny2007年4月20日にアメリカ合衆国でレビュー済み
5つ星のうち5.0 A scary movie, even by today's standards...
Amazonで購入When will there be another actor like Robert Shaw?
Probably never. But in "Black Sunday" he comes back to life with a vengeance.
The transfer on DVD is acceptable, although not to be compared with the recent transfer of another movie in which Shaw appeared. I am talking of "A Man For All Seasons".
The sound too is not too bad, although I cannot help wondering whether or not they used the same copy they used for the LaserDisc release of some years back.
In this day and age of terrorism pervading all the news channels, this film is an eery reminder, that sometimes terrorists do not need to be foreigners to accomplish their terrible acts.
So many times, although they claim to be religiously motivated, they don't even believe it themselves. They are just well oiled killing machines, with brainwashed minds whi tend to aggregate to feel a kind of belonging, a certain togetherness.
Alone, they are just pathetic and little insecure things, not even being sure whether they are still alive or not. Yet, if triggered the right way, these tiny beings can cause more damage than a battle tank.
"Black Sunday" was filmed still during the Vietnam War, hence the many references to that war. But there is an omnipresent component, and that component is the Palestinian/Israeli war.
The three main characters are:
Robert Shaw playing an Israeli Mossad agent, out to prevent a terrorist act performed in the United States during the Super Bowl;
Marthe Keller, a Swiss German actress, also known for her role together with George C. Scott in "The Formula", plays a Palestinian born terrorist, tasked to convince an American, former fighter pilot, turned to blimp pilot, to help her out in the plan to "carry" a special "cluster bomb" on board of the Goodyear blimp;
Bruce Dern is the disgruntled pilot who, after a traumatic experience with Vietnamese prisons, and not feeling appropriately considered or rewarded by the U.S. Government, decides, partly out for love for Marthe Keller's character, and partly as a kind of revenge, to carry out this folly.
Besides the three mentioned we get also Fritz Weaver (Demon Seed) and Walter Gotell (of James Bond memory, as General Gogol and as the SPECTRE agent in "From Russia with Love") to support this complicated and highly suspenseful picture.
Perhaps certain themes may be a bit outdated, but if one turns the names and places a bit around, you could find yourself confronted with a very modern and still actual picture.
This is a picture that has survived the years almost intact.
What is rather shocking is the awareness, that certain realities, dealt in this work of fiction, are still among us nowadays.
Moreover, this is one of those movies that foresaw, in one way or another, the happenings that would later become reality on 9/11.
Some movies simply are eerily closer to reality than one might think or wish them to be.
The acting by all is impeccable and very believable. The story grips you and never allows you to truly relax.
But be warned. This is a very uncomfortable movie to watch, especially for the reasons I have exposed above, but it also has the advantage to explain some facts behind those, otherwise so obscure worlds of terrorism and secret agencies.
I can only recommend it to a mature audience. This is no "kiddies" movie. To minors, this can still be a too shocking and pitiless depiction of fanatism and its consequences.