初めからこれっぽっちも期待してなかったけど、これっぽっちも期待とたがわず予定通り。

まずパラレルワールドへジャンプ、という設定ででべの心はパリーンと鳴り、その後そびえ立った城＆仮面の王さま（しかもマント！）にガラガラと崩れ、GPS機能付きの鬼が高校生に撒かれるなどこまごました「それどうやねん」が重なってとうとうシャッターを閉じてしまったわけですが。
パラレルワールド側の妹アイちゃんに「家族なんだから助け合わなきゃ！」とか「信じて戦わなきゃ！」とか説教される時点であーもう、ブルドーザーがガガガーっと一切合切かっさらって行ってでべの心には何も残りませんでしたとさ。おかげさまでオチも無心で見過ごせたのでしたとさ。

本は面白いのかなあ。売れたみたいだけど。