キャデラック・レコード Cadillac Records

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監督:ダーネル・マーティン
出演:エイドリアン・ブロディ、 ジェフリー・ライト、 ビヨンセ、 コロンバス・ショート、 モス・デフ エマヌエル・シュリーキー、 セドリック・ジ・エンターテイナー、 ガブリエル・ユニオン、 イーモン・ウォーカー、 タミー・ブランチャード
時間:108分
公開:2009年
キャッチコピー:
音楽でアメリカを変えた人々の物語
ジャンル:
音楽ドラマ

コメント一覧

金 克美 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2009年09月26日 | 見た回数: 1回

時代は1950年代。シカゴで創設された伝説のレコード会社チェス・レコードの黎明期、創設から関わったマディ・ウォーターズと天才的ハーモニカ奏者リトル・ウォルター、それにビヨンセ演ずるエタ・ジェイムスがすばらしい。それと、個人的にはハウリング・ウルフが凄みがあってよかった。

「ドリーム・ガールズ」はモータウンの創成期とアーティストたちの物語だけど、チェス・レコードはモータウンより一世代前。だけど、一攫千金というか、なんとか音楽で成功してやるという熱気と豊かな音楽の才気に触れられる点では時代は関係ない。

若いローリングストーンズがマディ・ウォーターズに会いに来て、「僕たち、あなたのファンです!」と自己紹介するのが初々しいし、初期のローリングストーンズがマディのカバーを歌ってる時、「こいつら、細いな」ってコメントがおもしろい。ほんとに細っこいし。

社長のレナードがミュージシャンたちが成功していくと、一台ずつキャデラックを買って与えるんだけど、いろんなキャデラックがグラマラスでかっこいいんだよ、これが。夢中になるのがわかる気がする。いまの車じゃ、こうはいかないもんね。

社長のレナードはアイルランド系の白人で人種差別者じゃないんだけど、同じ白人の妻を大切にしてて群がってくる黒人の女の子達には見向きもしない。けれど、エタだけは別で、映画の終盤にレコード会社を去って行くレナードにエタが想いを込めて歌うシーンが切なくて、泣いちゃったよぉ。

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