マネー・ショート 華麗なる大逆転 The Big Short

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監督:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット、メリッサ・レオ
時間:130分
公開:2016年
キャッチコピー:
世界経済の破綻を予測した
4人のアウトローがいた

ウォール街VSアウトロー
これがリーマンショックの真実だ。
ジャンル:
ドラマ実話

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2023年03月03日 | 見た回数: 2回

長女(18)、長男(15)がそれぞれ「バブル(経済)ってなに?」尋ねてきたので視聴。

前回のコメントでは、「格付け会社の詐欺」というようにまとめてましたけど、見直してみるとサブプライムローンのデフォルト率が上がってもCDOを売り続ける投資銀行というもう一つの悪意を忘れてはいかん感じでした。

あと、子供に「空売り(ショート)」を説明できなかったので、野村證券の「空売り」から引用。

株券を持たず、あるいは、持っていてもそれを使用せずに、他から借りて行う売付けをいう。
空売りは、近い将来に株価が下落すると予想し、現在の株価でいったん売りを出し、値下がりしたところで買い戻して借りた株を返す。この時の差額が利益となる。

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2021年10月17日 | 見た回数: 1回

くれぐれも賢いふりをするわけじゃあなく、ぼく、ちょうどぼんやり理解してたところをバッチリ解説してくれた感じで、かなりリーマンショックが腑に落ちました。

単純には「格付け会社による詐欺行為」というのがわかりやすいのかもしれませんが、「住宅ローン」が優良債権(100万ドルで買った家は120万ドルで売却できちゃう)というAAA格付けで、そこに細切れのサブプライムローンを突っ込んだ投資商品を作ったのがそもそもの悪なんですね。

でべちゃんが書いてる通り、そんなに爽快というより、むしろモーゲージ債(MBS:Mortgage Backed Securities)の欠陥を見抜いて予見した4者は、どちらかというと不幸そうにも見えましたね。まあ、人の心があれば、むべなるかな。

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2016年07月30日 | 見た回数: 1回

むつかしかったー。

これだけちんぷんかんぷんでも、気が遠くならずに集中力を保っていられたのは、それなりに映画が上手いのかな。

サブプライムローン、リーマンショック、なんとなくニュースで聞き覚えのある単語だけどほとんど知識がない状態で、CDOやCDSなどの省略語が飛び交う。ついていくのに必死で、ついていけてるのかどうかも怪しい。渦中にいて、ある程度ニュースを追いかけていた人なら、なるほど、そういうことだったのか、と納得できるのかもしれない。ナショナルジオグラフィックチャンネルのドキュメンタリー番組を見ている気分。ある事柄を理解しようとして頭をフル回転させている、脳の働きかたが同じ、というか。

途中に挟まる格言で印象的だったもの。「真実は詩と似ている。でもって、だれも詩なんか好きじゃねえ」。

しかし邦題の、とくにサブタイトルの方は、ぜんぜん映画と見合っていない。日本のサイトには「ウォール街を出し抜いた4人の男たちの真実の物語」という言葉が踊っているけど、これもどうだろう。痛快さを演出しようとしたのだろうけど、映画は痛快とは言いがたいんだよなあ。華麗でもないし。印象としてはかなり地味、です。

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