手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく

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監督:森下孝三
出演:堺雅人、観世清和、吉岡秀隆、吉永小百合
時間:111分
公開:2011年
キャッチコピー:
二千五百年前、インド。
地上のあらゆる生き物から、
誕生を祝福された男がいた──。
ジャンル:
アニメ(日本)伝記

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2014年02月10日 | 見た回数: 1回

手塚治虫はかなり好きな作家で、『火の鳥』はむさぼるように読みました。でも、いつか読もうと思いつつも『ブッダ』は手を付けていませんでした。

子供が大きくなってきて、宗教の話をするときに、仏教についても言及することがしばしばあるのですが、手塚治虫原作だし、間違いはないだろうと思って借りてきたのが間違いでした。

お話の筋は、もちろん原作を踏襲していると思うのですが、アニメーションとしての魅力は、僕にとっては、ほぼゼロでした。というか、僕が普段から「アニメの動きって嫌い」といっている典型の動きだったんです。なにがきらいって、こういうアニメが嫌いなんです。

絵の書き込みはきれいなんですよ。映画だし。でも、動くことの感動は全然伝わってこない。なんかちゃかちゃか動かしたな、と思ったら、チャプラのほとんど意味のない身振り手振りの演説シーンとか、そんなもの。またこの身振りが、気持ちの悪い誘目をするんです。戦うシーンも、最低で、ちっとも面白くない。

これはきっと監督が悪いんだろうと、監督をwikipediaで調べてみると、非常に納得、ああ、僕が嫌いなものが並んでるんですわ。

* * *

動きのことばっかりかきましたが、お話の見せ方もさほど魅力的ではない。うまくいえないけど、もしかすると手塚治虫はアニメ化が難しいのかも? 本人はアニメが大好きだったそうですが……。