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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年09月17日 | 見た回数: 1回
こないだ鯛の刺身を食べたら、それまで好きだったハマチの刺身より美味しかったのです。なんとなく、としを取ったのかなあと思って、本作を視聴。
で、どうだったかってえと、しみじみと面白かったです。
ジャームッシュのヘンな間は「芸術家気取りの間」のように感じられて、昔はちょっと敬遠してたのだけど、だらだら車を運転する間、喋らないで過ごすだけの間、そういうものが、なんだろう、鼻につかない。鼻につかない、というより、癖になりそうな良さがあるよな気さえする。
* * *
過去と出会いにいく男は意識しているのかしていないのか、バックミラーをよく見る。やけに鮮明に見えてしまうバックミラーと前に続く道。
面白いのは前に続く道は過去に向かう道で、バックミラーのなかに現在があるということ。
おせっかいな隣人の計らいで出たものの、強制的な反芻の旅の釣果はほとんどむなしく、結局何のことだか分からないような気もする。
でも、この旅を経ることで、過去はどうしようもなく、未来ははてしなく、結局現在の向き合うしかない、ということを納得する。
たどり着く答えは、旅の目的とは違ったものだったけど、でもいいんじゃないの、という気分になる。
でも、ジャームッシュの間が今回平気だったのは、僕がとしを取ったからなのか、黙っていても面白いビル・マーレイが主演だったからなのかはよくわかんない。まあ、わかんなくても、それでいいか。
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こないだ鯛の刺身を食べたら、それまで好きだったハマチの刺身より美味しかったのです。なんとなく、としを取ったのかなあと思って、本作を視聴。
で、どうだったかってえと、しみじみと面白かったです。
ジャームッシュのヘンな間は「芸術家気取りの間」のように感じられて、昔はちょっと敬遠してたのだけど、だらだら車を運転する間、喋らないで過ごすだけの間、そういうものが、なんだろう、鼻につかない。鼻につかない、というより、癖になりそうな良さがあるよな気さえする。
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過去と出会いにいく男は意識しているのかしていないのか、バックミラーをよく見る。やけに鮮明に見えてしまうバックミラーと前に続く道。
面白いのは前に続く道は過去に向かう道で、バックミラーのなかに現在があるということ。
おせっかいな隣人の計らいで出たものの、強制的な反芻の旅の釣果はほとんどむなしく、結局何のことだか分からないような気もする。
でも、この旅を経ることで、過去はどうしようもなく、未来ははてしなく、結局現在の向き合うしかない、ということを納得する。
たどり着く答えは、旅の目的とは違ったものだったけど、でもいいんじゃないの、という気分になる。
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でも、ジャームッシュの間が今回平気だったのは、僕がとしを取ったからなのか、黙っていても面白いビル・マーレイが主演だったからなのかはよくわかんない。まあ、わかんなくても、それでいいか。