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でべ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2008年08月08日 | 見た回数: 1回
「陰日向に咲く」と続けて観たのでうっかり比較してしまい、評価は「おすすめ!」に。 こちらの原作は大槻ケンジさん。どちらも原作者は物書きではなく物も書けるテレビタレントで顔や話し方や嗜好をうわべながら知っている人。この映画も「ああ、大槻ケンジさんらしい」というおはなしで好感が持てる。もともと大槻ケンジさんは嫌いではないし。 「陰日向に咲く」がシネコン上映の大型映画なのに対して、こちらは単館上映系の小さな映画。役者も名のある人はほとんどいない(お母さん役の高橋ひとみさんくらいか)。でも「陰日向に咲く」のぼんやり・いらいら感が全くなく、原作・脚本・監督がうまく絡んで美味しい。脚本・監督のケラリーノ・サンドロヴィッチさんはもともと演劇ばたけで、言葉のセンス・テンポが心地よい人。wikipediaで調べたらミュージシャンでもあるらしく、そりゃ原作との相性も良いだろう。著名な役者が出ていないぶん、中学生の田舎っぺ臭さもむんむんで、その素朴さも、画面から感じる熱さも良かった。
感動したり涙したり大爆笑することはあるけど、見終わってすっきり気分のいい映画にはなかなか出会えない。ひさびさに当たりの単館上映邦画。
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「陰日向に咲く」と続けて観たのでうっかり比較してしまい、評価は「おすすめ!」に。
こちらの原作は大槻ケンジさん。どちらも原作者は物書きではなく物も書けるテレビタレントで顔や話し方や嗜好をうわべながら知っている人。この映画も「ああ、大槻ケンジさんらしい」というおはなしで好感が持てる。もともと大槻ケンジさんは嫌いではないし。
「陰日向に咲く」がシネコン上映の大型映画なのに対して、こちらは単館上映系の小さな映画。役者も名のある人はほとんどいない(お母さん役の高橋ひとみさんくらいか)。でも「陰日向に咲く」のぼんやり・いらいら感が全くなく、原作・脚本・監督がうまく絡んで美味しい。脚本・監督のケラリーノ・サンドロヴィッチさんはもともと演劇ばたけで、言葉のセンス・テンポが心地よい人。wikipediaで調べたらミュージシャンでもあるらしく、そりゃ原作との相性も良いだろう。著名な役者が出ていないぶん、中学生の田舎っぺ臭さもむんむんで、その素朴さも、画面から感じる熱さも良かった。
感動したり涙したり大爆笑することはあるけど、見終わってすっきり気分のいい映画にはなかなか出会えない。ひさびさに当たりの単館上映邦画。