コメディ映画なのかな？恋愛もの？サクセスストーリー？

もうちょいストイックなアメフトものかと思ってたんで、最初はちょい肩透かしを食らいました。あれ？あめふとはやらんの？とね。基本的に試合自体はラストシーンのみだし、あとはコメディタッチのトレーニング風景。スポーツ映画じゃないですよね。

さて、名前は知ってるし何度も見てるはずなんですが、ウォーレン・ビーティをその人と意識してみたのも初めて。んー、ハンサムなナイスガイ。かっちょよろしい。結構わがままな役どころなんですが毒っ気がなく爽やかな印象。若かりし頃の加山雄三ってこんな感じかねぇ。
たいてい、この手の俳優さんに対してはアマノジャクに「ケッ！」とか思うんですが、全くそんな感じを受けなかったのも素敵だ。

陽気な主人公の勢いのもと、どんどんとうまいこと転がっていくんですな。事業も成功。ヒロインともいい仲に。で、一山あって全てリセットされるわけですが、重苦しい雰囲気はなく、改めてテンポよく話はハッピーエンドへ。

全編通してあまりにうまく行き過ぎてその辺はちょっと困っちゃうんですが（困らんでもいいけど）、悪意や人間の嫌らしさも感じさせない、とても気持ちのよい作品でした。

重役会議で業務をアメフトになぞらえての演説は爽快、どたばたコメディも良い感じでしたね。アメフト映画じゃないよ。と、知って見てたらもっと好評価だったかも。