かき氷急に食べるといたくなるのは眉間?それともこめかみ?

正式には「アイスクリーム頭痛」と呼ばれる。
原因にはふたつの説があって、ひとつは神経に間違った情報が伝わるから。冷たさの刺激は「三叉神経」を通じて脳に伝わるが、急に冷たいものをたくさん食べると刺激が強すぎて情報の混線が起こる。本来は「口が冷たい」という情報だけが脳に伝わるはずなのに、刺激が強いせいで「冷たさ神経」だけじゃなく「痛み神経」まで刺激されちゃう。で、間違った場所に情報が伝わっちゃうので、こめかみだったり眉間だったり人によっていろいろみたい。
もうひとつは頭の血管に実際に痛みが起きるから。冷たさの強い刺激が引き金になって頭の血管に軽い炎症が一時的に起こる。炎症が起きるのには時間がかかるから、食べてから数十秒くらいたってから痛みを感じる場合は炎症説が説明しやすい。
どちらかが正しいわけではなく、両方の現象が同時に起こっているという話も。
痛みは5分以上は続かず、体にも悪い影響は残らない。どちらにしろ少しずつ食べることでアイスクリーム頭痛は回避できる。

参考:asahi.com「ののちゃんのDO科学記事」
http://www.asahi.com/edu/nie/tamate/kiji/TKY200509050238.html

ジャンル: 人体食べ物