捜査官X [Blu-ray]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 吹き替え, 字幕付き |
コントリビュータ | ドニー・イェン, ジミー・ウォング, クララ・ウェイ, 金城武, タン・ウェイ, ピーター・チャン |
言語 | 日本語, 北京語 |
稼働時間 | 1 時間 55 分 |
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商品の説明
金城武×ドニー・イェン 巨匠ピーター・チャン監督が贈る、ミステリー・アクション巨編!
★金城武×ドニー・イェン、夢の競演が実現!!
『レッドクリフ』で諸葛孔明を演じ、堂々たる風格さえ漂わせた金城武とアジアを代表するアクションスター、ドニー・イェンとのダブル主演も話題の本作。2人の息づまる演技合戦はもちろん、映画の醍醐味をとことん堪能させてくれるトリッキーかつダイナミックな仕掛けに、大興奮必至のエンターテインメント巨編。
★名匠ピーター・チャンが、大胆な構成で魅せる!!
監督は珠玉の感動作『ラヴソング』を世に送り出し、『ウィンター・ソング』『ウォーロード/男たちの誓い』で金城武と組んだピーター・チャン。今回はミステリー&アクションという対極的なジャンルの融合に挑戦、ハイスピードカメラやCGを駆使し、濃密にしてスタイリッシュ、なおかつ迫真のエモーションが息づく映像世界の構築を成功させた。
★アクションファンにはたまらない、豪華共演者たち!!
金城武&ドニー・イェンの二大スター競演を盛り立てる脇役陣も豪華!!リウの妻役に『ラスト、コーション』の大胆演技で注目されたタン・ウェイ他、伝説的なカルト・ムービー『片腕ドラゴン』シリーズの大物俳優ジミー・ウォング、懐かしのカンフー女優クララ・ウェイが出演。
★谷垣健治×大槻ケンヂ オーディオ・コメンタリー収録
本作にも出演中、日本を代表するアクション俳優であり、監督、スタント・コーディネーターでもある谷垣健治さんと本作の大ファンであるロックミュージシャンで作家の大槻ケンジさのオーディオコメンタリーを収録
【ストーリー】
山奥ののどかな村で起こった強盗殺人事件。事件を担当するため村へ訪れた捜査官シュウは、死体を調べるうちに彼らが指名手配中の凶悪犯であることを知る。当時事件現場には、製紙工場に勤める職人リウが偶然居合わせており、リウの必死の応戦により2人は打ち所が悪く死亡したのだという。正当防衛の末に強盗犯を退治したリウは村の英雄となったが、シュウは入念な検死や現場検証を重ね、これが偶発的な正当防衛ではなく、リウが致命傷を意図的に狙ったのではないか、と推測する。常人離れした知識、直感、想像力を総動員させ難事件解明に挑むシュウは、やがてリウの隠された過去、そして村全体をも脅かす驚愕の真実へと辿りつく―。
【キャスト】
ドニー・イェン、金城武、タン・ウェイ、ジミー・ウォング、クララ・ウェイ、リー・シャオラン
【スタッフ】
監督・製作:ピーター・チャン、脚本:オーブリー・ラム
【音声特典】
谷垣健治×大槻ケンヂ オーディオ・コメンタリー
【映像特典】約60分
メイキング
インタビュー(ピーター・チャン監督、谷垣健治)/予告編
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語, 北京語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 81.65 g
- EAN : 4907953042742
- 監督 : ピーター・チャン
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 吹き替え, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 55 分
- 発売日 : 2012/11/2
- 出演 : ドニー・イェン, 金城武, タン・ウェイ, ジミー・ウォング, クララ・ウェイ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 北京語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (Dolby Digital 6.1 EX)
- 販売元 : Happinet(SB)(D)
- ASIN : B008MTJDKE
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,891位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,909位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 6,611位外国のアクション映画
- - 6,988位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
その谷垣さん(スタント・本作では出演者でもある)の解説通り、独特な雰囲気の演出と金城武さんの演技、
そしてドニーの二面性をもったキャラクターに引き込まれる作品です。
本作の見どころはもちろん、ナショナル・ジオグラフィック風なドニー・アクションと
ワイヤーなしで屋根を渡っていくシーン→そこからのクララ・ウェイとの功夫対決シーン
それからジミー・ウォングとの最終決戦ですが
最初は、雲南省の牧歌的で美しい村の景色、印象的な緑の水草が心に強く焼きつきました。
冒頭にチラッと出てくる紙すきのシーンが大好きです。屋根にいる牛なんかも記憶に残ります。
色といい被写体といい、鮮やかで洗練された印象的な画面が多く、
(監督はたしかアメリカで育った方とか… 確かに欧米の映画のような雰囲気があります)
最初にレンタルで見た時の感想は、「不思議な作品だな〜」でした。
ちょっとミステリアスでホラーちっくでもあり、でもまごうことなき功夫映画という…
最終的には、ドニーさんのカッコいい功夫アクションシーンが購入の決め手でした。
特典である谷垣さんの解説(オーディオ・コメンタリー)がとっても面白かったです。
「ドニーがここを思いついた」とか、谷垣さんが飛び上がって落ちるスタントのシーンが
「なんでこうなったのか分からない」とおっしゃってたのには笑っちゃいました。
ドニー扮するジンシーがただの運のいい村人なのか、それとも犯罪歴を持つ武術の達人なのか…
そこが序盤のみそで、強盗と戦うシーンの解釈が何通りか出てくるところですが
いろいろな真実があってどれが本当か分からなくなるといった解説が、
見ていた時の感想とピッタリ一致したのですごく共感できました!!
最初は、ドニーが全然戦ってない風に見せかけて戦っていたという金城さんの回想が真実に思えますが
あきらかに映像と違うアクションが始まると、あれ?こっちが妄想なのかな?と思ったり。
逆にドニーが怪しいのではなく、金城さんが異常に疑り深い人間なだけなのかと思ったり。
(カマを肩に打ち付けてしまうシーンなんか、そのピークですね)
ドニーさんがアクションシーンをしない訳がないので最初からネタバレといえばその通りなんですが
見ている最中は「ん〜?これはどっちなのかな〜わからないな〜」と思いながら見れました。
監督のミスリードの演出が見事だったと思います。
賛否両論わかれる決闘の最後のシーンですが、(香港の観客には受けなかったらしい)
個人的にはこのままの方が説得力があると思いました。
(片腕を失った直後にジミー・ウォングと本気で対決して勝っちゃうなんて展開の方が、ムリがあるし…)
あの決闘前の異様な緊張感と、片腕で剣をふるうドニーさんが
とても様になっていてカッコいいラストシーンでした。
もし自分と同じようにレンタルで見たけど買おうか迷ってる人がいたら、ぜひ買ってほしいです。
興行的には失敗だったと言われる本作ですが、埋もれさせるにはもったいない魅力があります。
倒されたか、解明してゆく段階が、非常に良く分かる手法で作り込まれてる映画です。
何気ない殴り合いの中でも、武術の細かい技が、はたからみると、解らないのを、スローモーションなど色々、映像を駆使して、ああーなるほど!と思わせる造り方がにくいくらい。
アクションシーンは、ここまでやれば、100点満点です。
一回は、見ておくべき映画ですね。
ストーリーと感想を書きます。
《ネタバレ有り》
冒頭では山奥のとある村で、ドニー・イェン演じるリウ・ジンシーが強盗を運良く倒した事について、金城武演じる捜査官シュウ・バイジュウが色々推測しながら捜査します。
あっ、ジンシーには若い妻や、子供二人が居てる設定になってます。
この奥さんはタン・ウェイさんが演じていて、劇中では物静かで、なかなか良い感じを醸し出しています。
シュウは捜査官として天才的な分析力を持っていて、現場の証拠を集め現場の色々な痕跡から、強盗とジンシーの動きを頭の中で再現しなが推測します。
このシーンが結構知的で、かつ穏やかで、かなり引き付けられます。
また、ドニーのアクションを盛り込みながらの回想シーンは、なかなか楽しく観れます。
捜査官シュウは、死んだ二人組の遺体を調べ、人体の急所を突かれ仕留められている事から、ジンシーが人並み外れた武術の使い手である事を確信します。
結果、捜査官シュウはリウ・ジンシーに疑いの目を向けます。
捜査官シュウは、ジンシーを疑い監視(観察)するんですが、彼には「気」が出ている為か、ハエも寄り付かない事を目の当たりにします。
平凡な紙職人なんかではないと見切った捜査官シュウは、化けの皮を剥ぐ為に橋からジンシーを突き落します。
でもジンシーは突き出た枝の上に引っ掛かり、川への転落をまぬがれます。
これはカンフーの軽功によるものかもしれないと考えるが、確信がないので追及も出来ずにいます。
挙げ句、捜査官シュウは思い余って、ジンシーの背後からカマで肩口を切りつけてしまいます。
もし凡人でなければ、避けるはずである。
でもジンシーは避けずに、大ケガを負ってしまう。
思い過ごしなのかと捜査官シュウは考えるが、ジンシーの怪我の治りが早い事を不審に感じ、付きまとうのでした。
村の誰からも慕われ、家族にも優しく接し、今や英雄として讃えられるジンシーを、捜査官シュウが執拗に捜査するのは、過去に温情をかけた犯罪者が、その後、殺人に及んだという苦い経験がトラウマになっているからでした。
どんな経験だったかと言うと…捜査官シュウは、過去に養父母の金を盗んだ少年を捕まえたが、彼を無罪放免にした事があった。
その時シュウは「法」より「情」を選んでしまいます。
でも後日その少年が食事に毒を盛り、養父母を殺害、シュウの体にも毒が残ってしまう事に。
この事件を機に、シュウは人を信じられなくなり「法」を重んじる様になったのでした。
この辺りの前半は、どちらかと言えばサスペンスですね。
後半からがアクション炸裂です。
恵英紅さん演じる女刺客・十三娘が、子分を連れて村にやって来ます。
恵英紅さん、もう良い年齢になると思いますが、なかなかアクション頑張ってました(^^)
昔、劉家輝らとよく共演していましたが、マヂ可愛かったですよね(笑)
今回はどうやらドニー演じるジンシーの義理のお母さん役みたいです。
んで、連れ戻そうと村にやって来たと言う事です。
最初は手を出さずその場を乗り切ろうとするんですが、十三娘が老人を殺し、更にもう一人殺そうとして、ジンシーはやむを得ず反撃に出ます。
ここからドニーアクション炸裂です♪
こ、これは…洪拳アクションではないか!!
映画「葉問イップマン」では詠春拳炸裂。
で、この映画では洪拳炸裂。
洪拳(洪家拳)には龍・蛇・虎・豹・鶴の五形拳がありますが、このアクションでは珍しく豹形拳を多用してましたね。
短剣?短刀?を使う恵英紅さん扮する十三娘との壮絶なバトル。
ジンシーはなんとか勝利します。
なんやかんやあって(映画観て下さいませ)、ジンシーは組織と決別する為に自ら左腕を切り落とします。
ジンシーの妻や子供達の所に、組織のリーダーでジンシーの父親であるジミー・ウォング扮する教主が現れる。
(ウォォォ〜、ジミー・ウォングさん、久しぶりに見ましたね。ご健在で何よりです♫)
妻や子供達と食事をする教主。
そこに片腕を切り落としたジンシーも現れる。
ジミー・ウォングさん、坊主頭でちょっと肥えた感じはするものの、顔はやっぱりジミー・ウォングさんでしたね(^^)♫
そしてラストアクション♪
やはりここでも洪拳アクション!!
カンフーの奥義を極めた教主に、刀の攻撃は通用せず苦戦するジンシー。
そこに床下に潜り込んだ捜査官シュウが、教主の足の裏のツボに針を刺します。
ジミーさん扮する教主の驚異的な強さに、ジンシーもシュウも危機一髪状態。
しか〜し…シュウの刺した針に、雷が落ちて絶命する教主。
教主に突かれた事により、静かに息を引き取る捜査官シュウ。
最後に、妻や子供達と穏やかに暮らす片腕のジンシー…そして終劇。
アクションのドニー・イェン!
サスペンスの金城武!
この二人のダブル主演映画だったんですね。
アクション良く、サスペンス良く、そして往年のカンフースターにも会えて、本当にGOODな映画でした。
観てない人は、是非観て下さい(^^)
でも、彼を主役に持ってくるのですから当然そんな事はありません。ここら辺が見ていてもイライラしてくると思います。
レ・ミゼラブルのジャベール警視を思わせる執拗な捜査官シュウの捜査により、除々に明らかになる事実。それと平行して、時折見せるリウの鋭い眼差し。
後半にかかり、ようやくドニー兄のアクション炸裂、胸のすく思いで画面に釘付けになる事間違いなしです。
敵対組織との決着の付き方は少々強引で?な処もありますが、全編を通しての映像美も素晴らしいです。
ただ、邦題が「捜査官X」というのが実に安っぽい。そのままの原題「武侠」で良かったのではと感じるので、★ひとつ減。