マネーピット (ユニバーサル・セレクション2008年第9弾) 【初回生産限定】 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | シェリー・ロング, ジョー・マンテーナ, アレクサンダー・ゴドノフ, モーリン・スティプルトン, リチャード・ベンジャミン, トム・ハンクス |
言語 | 英語, タイ語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 31 分 |
商品の説明
【掘り出し物の豪邸でラブラブ生活を夢見るカップル、ところが、その家は金喰い虫(マネー・ピット)だった!】
若手弁護士ウォルター(トム・ハンクス)とバイオリニスト、アンナ(シェリー・ロング)は、ヨーロッパに出かけたアンナの前夫のアパートに居候中。しかし、前夫が急にN.Y.に帰ってきたため、アパートを出るはめになってしまう。住宅難の大都会で、安いアパート探しは至難の業。知り合いの不動産屋に相談したところ、100万ドルの豪邸が超破格の20万ドルで売り出されているという。ようやく金を工面し、晴れて金持ちとなった二人だが、住みはじめた初日から、階段は崩れるわ、玄関ドアは崩壊するわと災難続き。しかし、これはさらなる悲劇の幕開けに過ぎなかった・・・!?
主演トム・ハンクスx製作総指揮スティーブン・スピルバーグのコンビが放つ爆笑ドタバタ・コメディ。若きトム・ハンクス(「ロード・トゥ・パーディション」)が、次から次へと災難に見舞われる不幸な弁護士をコミカルに好演。容赦なく壊れる家に修理代を払い続け、"安物買いの銭失い”を体現する若いカップルの様を、リチャード・ベンジャミン監督(「メイド・イン・アメリカ」)が面白おかしく描く。
<特典>
●メイキング
●オリジナル劇場予告編
★★どれが入っているかはお楽しみ!懐かしのユニバーサル映画劇場チラシをランダム封入!★★
2008年4月10日発売の「ユニバーサル・セレクション 1,500円キャンペーン 2008年第4弾」より封入開始!「ユニバーサル・セレクション 1,500円キャンペーン」商品内に、ユニバーサル映画・劇場公開時の完全復刻版チラシ(縮刷版 A6:ハガキサイズ)を各1枚ランダムで封入。
《第9弾は名優アル・パチーノ&ロバート・デ・ニーロ特集!》この10タイトルがランダムに封入されます!
◆スカーフェイス◆シー・オブ・ラブ◆セント・オブ・ウーマン/夢の香り◆カリートの道◆ディア・ハンター◆ミッドナイト・ラン◆バックドラフト◆ケープ・フィアー◆恋に落ちたら…◆カジノ
※映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございますのでご了承下さい。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, タイ語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4571264907719
- 監督 : リチャード・ベンジャミン
- メディア形式 : 色, ドルビー, 吹き替え, 字幕付き, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 31 分
- 発売日 : 2008/9/11
- 出演 : トム・ハンクス, シェリー・ロング, アレクサンダー・ゴドノフ, モーリン・スティプルトン, ジョー・マンテーナ
- 字幕: : 日本語, 英語, ポルトガル語, 中国語, スペイン語, タイ語, 韓国語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1), タイ語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- ASIN : B001B6IRKW
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本作『マネー・ピット』(The Money Pit)は、1986年にアメリカ合衆国で製作されたトム・ハンクス主演、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮というから納得です。
この時代アメリカは冷戦の中、貿易収支の赤字に苦しみ、公共インフラの老朽化とそれを修理・更新するための財源に苦しんでいたとされる時期の中にありました。
本作は安くで手に入れた中古の家(とてつもない欠陥住宅)を一組の男女のカップル(結婚をしようという意思を持たない)がとてつもないお金を注ぎ込みながら(マネー・ピットの意味)修復し、最終的に自分達の関係性も修復(女性の浮気疑惑もあり)、結婚に至るというハッピーエンドなお話です。
ただ、本作には大きな隠喩が仕込まれており、これを意識しつつ見ると深みがいや増す構造になっています。
それはアメリカという国家の建て直しという”テーマ”です。
興味深いのは、本作公開1年前の1985年はプラザ合意があった年。日本円が急激に円高となった年であることです。
「プラザ合意とは1985年9月22日米国ニューヨークのプラザホテルで開かれ、G5の大蔵大臣(米国は財務長官)と中央銀行総裁が合意した為替レートの安定化策のことを言います。 主な合意内容は、各国の外国為替市場の協調介入によりドル高を是正しアメリカの貿易赤字を削減することで、アメリカの輸出競争力を高める狙いもありました。日本に関しては1ドル235円から約20円下落。翌年には150円台となりました。日本ではプラザ合意後の急速な円高による低金利政策はその後も継続されることで不動産の過剰流動性がおき不動産バブルを引き起こすことになりました。」
私なりの知識では、例えばこのときアメリカ人の年間所得が4万ドルあったとして、日本の普通車がアメリカで3000ドルぐらいで売られていたということを聞いたことがあります。まあ安かったわけです。これが性能もいいとくれば売れてしまうのは仕方がないわけです。
結果アメリカの自動車産業は大打撃を受け、日本車バッシングが強かった時代でした。
これに対する対抗策として打ち出されたのが「プラザ合意」であり、この時に制作されたのがこの映画ということになります。
映画のタイトルについて調べてみました。
「ピット=Pit」とは?
1〔地面の〕大きな穴
2〔地面に掘った〕落とし穴◆【同】pitfall
3〔表面の〕小さなくぼみ
4〔炭坑の〕坑道
5〔鉱山の〕立坑、縦坑
6〈古〉《キリスト教》地獄
7《the pits》〈俗〉最悪のこと[もの・場所]
・That's the pits. : それは最悪ですね。◆【場面】人から非常に不運な話を聞かされた時など。
8〔物の〕底、最下部
9〔体の表面の〕くぼみ、へこみ◆自然にできるものを指す。
10〔天然痘などでできる〕あばた
〈話〉脇の下◆通例、pits◆【同】armpit
11〔違法な〕闘鶏場、闘犬場
12〔ガレージの〕ピット◆自動車の下部の検査や修理ができるよう低くなっている場所。
13《the pits》〔カーレース場の〕ピット◆給油や修理を受ける場所。
14〔カジノの〕ピット◆ブラックジャック、ルーレット、クラップスなどの台から構成され、一人のピット・ボス(pit boss)が管理する区域。
15〔証券や特定の商品の〕取引所
16〔劇場の〕オーケストラ・ピット◆【同】orchestra pit
〈英〉〔劇場などの〕1階席◆【同】stall
17《植物》壁孔◆水分や栄養分を通すために、細胞壁の壁がくぼんでいるか、薄くなっている場所。
18〔陸上競技の〕着地場所◆砂や柔らかい素材で構成されるジャンプ競技選手の着地点。
などがあげられています。
※本作における「ピット」とは、お金や労力を吸い込む地獄の口みたいな意味があると思います。『ランボー』の原題は『ファーストブラッド(向こうが仕掛けた)』でしたし、秀逸なタイトルだと思います。
【概要:ウイキ】
まだ若手俳優だったトム・ハンクスが主演したドタバタ・コメディである本作。
タイトルの『マネー・ピット』とは日本語で言うと“金食い虫”という意味。とある欠陥だらけの激安物件を購入した若夫婦が様々な悪夢に直面する様をユーモラスかつコミカルに描いている。
製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグが務めており、監督は俳優でもあるリチャード・ベンジャミンが起用されている。共演には、コメディエンヌのシェリー・ロングをはじめ、『ダイ・ハード』などのアレクサンドル・ゴドゥノフやモーリン・ステイプルトンらが顔を揃える。
私はユーチューブで別荘(バブル後売れない)や限界集落の古民家を購入し、自力でリフォームやリノベーションして配信している人の動画を見ることが時々あります。
そういう視点で見ると、作中描かれる家が壊れていくギミック的演出は基本的にはありえないことで、ある意味興ざめするツッコミどころに溢れています。ピタゴラスイッチ的な楽しさが感じられる部分もありますが、この点では今の世の中のリアルさを求める見方からすれば評価を落とす可能性が高いと思います。このような演出表現はむしろ評価としてマイナス要素になっていると思います。
しかし上述した当時のアメリカの置かれた状況を頭に置いて見てみると、自虐的ギャグの奥には「いつか見ていろ」という当時のアメリカ人のリベンジの気概が見え隠れしていることに気が付きます。(コワです☺)
家のリフォーム(建て直し)という物語のひとつの柱と、一組のカップルの関係性の立て直しというもうひとつの柱がうまく絡み合いながらゴールへと向かっていくカタルシス感。
全体としてみれば流石スピルバーグという構成になっていると感じさせてくれます。
トム・ハンクスの演技も秀逸で人を引きつける魅力があるのはこのころからだったのだと再認識させられます。
最後に、完成した見事なまでの大邸宅の中で大工の棟梁が言う言葉(聞き取り間違っていたらすいません)
This was not uneasy one .
If foundation is good I said that. And that is ok everything else can be fixed. ”Whether it's Building a house or Interpersonal relationships.”
基礎(土台)さえしっかりしていれば、何だって修復できる。”建築だって人間関係だって”
これに加えて
「国家」だって修復できるさというお話。ただし、金(対価)はかかるよ☺
ちなみに1991年カリフォルニア州都サクラメントに行った時見た州庁舎がまさにリフォームされたものでした。説明するガイドが誇り高く説明していたのを思い出します。
今の日本はこの映画を参考にするべきではありませんか?
始めのうちは2人の愛の力で前向きに修理をしていくが、次第に二人の関係の雲行きが怪しくなっていき…?
いかにもギャグの為に用意された現実ではありえないような物件で欠陥のレパートリーも凄いです。
が、怪しい業者とのやりとりや役所からの誤解にヒロインの元夫の存在等、人間相手の苦難の連続もあったので途中からはその家の状態に少し同情してしまった時があるのは否めない。
ドタバタコメディ作品だけど落ち込んでいる時には見ない方がいいかも?笑
別にそれらの要素が不要だったと言っているわけではなく、様々な苦難を乗り越えた先の二人の愛の喜劇なのでそこも含めて良い作品だと思います。
特に家とアンナの為にひたむきに頑張っているウォルターが応援したくなるとても良いキャラでした。
そしてオチも秀逸!最後にこの組み合わせで来たかという感じですね。
弁護士なのに、ロクに確認もせずに欠陥住宅購入(借金して)するという設定も変だし、住宅が崩壊していくシーンがこの映画の見せ場?なのかもしれないけど、終盤近くまで延々と続いてしつこかった。
最後のほうで工事請け負った人?が「基礎がしっかりしてたから工事が上手くいった」と言ってたけど、いやいや、基礎がしっかりしてたらこんなダイナミックに壊れないだろ・・・と、突っ込みたくなりました。
風水じゃないけど、家が綺麗になったら気分スッキリで仲直りなんですね。
ハッピーエンドなのはいいけど、何を伝えたいのか分からない作品でした。
トム・ハンクスの昔の映画なら、彼がちょいワル男を演じていた「プリティ・リーグ」のほうが意外性があって断然面白かったです。
階段がついたり水が出たり、当たり前のことに喜べる。
それと同時にピタゴラスイッチでどんどん家が壊れていくのもまた楽しい。
この家で生存できるのはウォルターとアンナと、あとはインディジョーンズくらいなものだろう。
さてこの作品では弁護士のウォルターが高級住宅を手に入れるが実はとんでもない欠陥住宅を掴まされるところから物語が動き出す。
アンナと共に暮らすトラブル続出のどうしようもないお屋敷。
(修復されながらも)コミカルに家が壊れていくが同時にアンナとの関係も壊れてしまうようなハラハラ感がずっと裏に走ってる。
家が綻び壊れていくのも人間関係が綻び壊れていくのも同じようなもの。
見た目は立派そうに見えても実は問題を抱えているといったことも同じ。
そして壊れた家も人間関係も修復できるという意味ではやはり同じなのだと感じさせられます。
お金は大事なものだけどお金だけじゃ絆は生まれない。
雨降って地固まる。
マネーピットに落ちた先から共に這い上がってこそ本当の絆が生まれる。
私は合いませんでした…
洋コメディって主人公か周囲か、片方が常識人で片方が異常だから映えるものだと思うんですが…
主人公が度々ヒステリー起こすのも面白いかっていうと…
田舎でもほとんど絶滅した茅葺屋根、近隣で最後の茅葺職人さん(80歳)の引退から数年が経ち、雨漏りでどうにもならず、決断。
半年以上に及ぶ改修工事で、毎日職人さんたちと顔を合わせ、様々なトラブルも経験しました。
一番酷かったのは、工事中の屋根のカバーがけが甘く、大雨で私の部屋の天井全面から大量に雨漏りし、漏電で火花と煙があがり、火災になりかけたことです……
私はまだ40歳そこそこで、田舎者の山賤(やまがつ)でもあり、生来気性も荒い方なので、大元の請負業者へのクレームで、元の契約条件にプラスして、かなりの無償追加対応を勝ち取りましたが、両親だけでは言いくるめられていたかも知れません。
とはいえ、通って来る下請けの職人さんたちは皆さん気さくで、上記事件後は仕事もしっかり丁寧にこなしてくれ、無事にリフォームも終わり感謝しています。
元々建て直したほうがはやい問題だらけの古すぎる家屋だったので、皆さん大変に苦労されたことと思います。
そういった体験を思い出しながらの鑑賞だったので、「そんなことにはならんだろう笑」という演出も最高に笑えて楽しめた作品でした。
やはりこの時代の娯楽映画は素晴らしいですね。
ウォルターは、弁護士なのに交渉が苦手だったり頭が良いはずなのに考えが浅はかだったり、かなり笑える場面は多かった。2人が困難に直面し続けてもトラブルを楽しんでいるのも、この2人だからこそと思えたし、家が2人の赤ん坊のようにも思えた。蛇口からは汚いものが出たり、思うように行かなかったりするが手が掛かるこそ愛おしい。そして、家が直るにつれて家に愛着が湧いていくのも、成長のようにも思えるし、ラストシーンも家が完成したら2人には本当の子どもと家庭を作っていることを示唆させる作りになっていた。トラブルの連続もコメディ的に大げさに描かれていて面白かった。ここまで盛る必要ないだろうというくらい大げさで大胆で繰り返しがないドタバタは流石製作総指揮スティーヴン・スピルバーグと思った。
しかし、後半に進むにつれてアンナのことが嫌いになってしまった自分がいた。ウォルターはひたむきで、常に2人のことを考えるがアンナはそうではない。時代が時代なのかもしれないが、ウォルターに何でも任せっきりで自由奔放で責任感のない、アンナにかなりむかついてしまった。後半からは元夫のマックスの方が好感を持てた。最後の最後に2人の幸せを祝えない自分がそこにはいた。