チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD]
購入オプションとあわせ買い
フォーマット | 色, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン, DTS Stereo |
コントリビュータ | マイク・ニコルズ, フィリップ・シーモア・ホフマン, ジュリア・ロバーツ, トム・ハンクス |
言語 | 英語, 日本語, タイ語 |
稼働時間 | 1 時間 42 分 |
この商品を買った人はこんな商品も買っています
商品の説明
ひとりのお気楽議員の活躍が、世界を劇的に変えた!!
たったひとりで世界を変えた本当にウソみたいな話
【初回特典】
●初回生産分リバーシブル・ジャケット(予定)
【映像特典】
1.メイキング・オブ・「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
2.チャーリー・ウィルソンの素顔
【スタッフ】
監督:マイク・ニコルズ『クローサー』『ワーキング・ガール』『卒業』
製作:トム・ハンクス/ゲイリー・ゴーツマン『Mamma Mia!(原)』『バンド・オブ・ブラザーズ』『ポーラー・エクスプレス』『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』
脚本:アーロン・ソーキン『ザ・ホワイトハウス(TV)』『アメリカン・プレジデント』『冷たい月を抱く女』
原作:ジョージ・クライル「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(上・下)ハヤカワ文庫刊
撮影:スティーブン・ゴールドブラット『RENT/レント』『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』『ペリカン文書』『バットマン フォーエバー』
プロダクション・デザイナー:ヴィクター・ケンプスター『マイアミ・バイス』『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『JFK』『ドライビングmissデイジー』
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード『フィクサー』『アイ・アム・レジェンド』『ブラッド・ダイヤモンド』『コラテラル』
【キャスト】
トム・ハンクス/ジュリア・ロバーツ/フィリップ・シーモア・ホフマン
【STORY】
トム・ハンクス主演最新作。破天荒なひとりの男の活躍が、その後の世界を劇的に変えたという実話を基にした原作を、『卒業』でアカデミー賞を獲得した巨匠マイク・ニコルズが完全映画化!
チャーリー・ウィルソンは、テキサス出身の下院議員。政治よりもどちらかと言えば美女とお酒に関心があり、大した政治手腕はないものの大らかな人柄でみんなから愛されている。そんな彼に、その後の人生を大きく変える転機が訪れる。それは、目にとまった戦場の映像。ソ連に攻め入られ、難民に溢れるアフガニスタンの悲しい現状を目の当たりした彼は、テキサスで6番目にお金持ちのセレブ・ジョアンヌ(ジュリア・ロバーツ)とCIAの変わり者ガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)に後押しされながら、ひとり、小国を護るため一大プランを打ち立てる。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語, タイ語
- 梱包サイズ : 19 x 13.6 x 1 cm; 99.79 g
- EAN : 4571264908587
- 監督 : マイク・ニコルズ
- メディア形式 : 色, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン, DTS Stereo
- 時間 : 1 時間 42 分
- 発売日 : 2008/10/24
- 出演 : トム・ハンクス, ジュリア・ロバーツ, フィリップ・シーモア・ホフマン
- 字幕: : 英語, 日本語, タイ語
- 販売元 : UPJ/ジェネオン エンタテインメント
- ASIN : B00130HI7E
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 58,102位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,979位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 5,325位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
作中では直接示してませんが、ソ連がアフガン撤退後アメリカは急速にアフガニスタンへの関心を失います。そしてイスラム武装勢力はアメリカなどから渡された武器で内戦を始めます。そして内戦で勝ち上がったのが女性の権利を抑圧、9.11の指導者ビンラディンを匿ったタリバンでした。2021年8月15日に欧米や日本が支援したアフガン政府をタリバンが打倒するなど、アフガニスタン情勢は予断を許しません。
「今起きているのはアメリカ自身による”ブーメラン”ではないか」。そう考えるとより作品に入り込めるのではないでしょうか
面白いだけでなく、
“我々は偉大な成果を出し、そして最後にしくじった...”
…というエンディング直前のモノローグはとても重かった。
彼らアメリカの支援がタリバンを生み育て、そして現アフガンの混乱にまで繋がっているのだから。
少年と禅の師匠の話 (塞翁が馬のアナザーVer.か?) はとても深い。
どんな強大な大国であれ、切れ者の戦略家であれ、自らの企ての本当の意味での結末を見通すことは決して叶わない。
人間の運命、ましてや一国そして世界の行く末を欲しいがままにしようなんてのは、いかに“正義”や“大義”を振り翳したところで、結局はエゴや欺瞞、独善のうちに終わるかもしれないということを決して忘れてはならない...
改めてそう考えさせられた。
にしてもこれが実話に基づいてると言われる事実の方が怖い。
戦争にはお金が必要だけど、
お金があれば戦争ができるわけではない
...ってわけでもないんだね。
どこまで脚色しているかは不明ですが、こういうことだったんだということが知れる作品。
結局、大方はアメリカバンザイ的な内容ですが、ラストのコメントが裏テーマなのかもしれません。
「美人秘書軍団チャーリーズ・エンジェルズ」がどうたらこうたらというようなミスリード気味な宣伝文句は止めた方が良いと思います。
実話ということですが、このタイプのアメリカ賛美ものは100%実話ということはありえないと思うので・・・(イラン大使館事件を描いた映画「アルゴ」も同様)まあそこは置いといて、ということですが、まずはアメリカの下院議員がここまで力を持っていることに驚きました。日本だと一国会議員にここまでの力はないと思います。まあこれは、主人公チャーリー・ウィルソンの人間的魅力と交渉能力もあるのだと思いますが。
冒頭からストリッパーたちとのコカイン・パーティのシーンで驚きますが、無頼派といいますか、潔癖ではない言わば清濁併せ呑むおおらかさがあったゆえに、こういうことができたのだろうと思います。
特におもしろいと思ったのは複雑な裏工作。ソ連を撃退するために一番簡単なのはアメリカから武器を送ることですが、それだともろにアメリカがバックについたことが公になってしまい、表立ってソ連と敵対することになってしまう、それではまずいでしょうということで、現状では敵同士であるパキスタン、サウジアラビア、イスラエルなどを説得して回り、ソ連を撤退させるというひとつの目的の元にまとめて同一行動を取らせ、ソ連製の武器をアフガンに持ち込んだことです。このあたりの発想、行動力、説得力はすごいと思いました。
もうひとつ印象的だったのは、アメリカではやはり宗教が強い力を持っているということでした。ジュリア・ロバーツは、らしからぬ怪演で、政界に太いパイプを持つ富豪の女性を演じますが、キリストと神に対する原理主義的ともいえるほどの信仰心で、信仰を同じくする政治家の説得を買って出ます。彼女の目的はキリスト教を広めることだと公言していますが、アメリカにはこういう人が結構多いのです。
国際政治の裏舞台を見せる社会派映画であると同時にユーモア含みで、たとえば下院議員が、顔とセクシーさを一番条件に(もちろん頭の良さもですが)選ばれた美人秘書たちを揃えていたとか、イスラム国であるパキスタンで大統領に会った時、何か飲み物は?ときかれて、ウィスキーがほしいと答えてまわりを閉口させるとか、しょっちゅう裸の美女と一緒だったとか(笑)。
それに、そもそもアメリカの利益を代表すべき議員が、本当にそこまでアフガニスタン難民に同情したのかというと、いやいや、結局アメリカの利益が一番だったのだろうし、事実、本当の目的はアフガニスタンからソ連を追い出すことであり、そうでなければ、あんな莫大な予算を捻出できるわけがなかったと思います。
現実として残念だったのはアメリカ政府全体の認識が甘かったというか、ラストの詰めの部分で、ソ連が出て行ったのだから後はもう関係ないとアフガンを放置したこと。それが過激なイスラム主義を伸張させタリバンの誕生に繋がってしまいます。それを考えると、かつての大英帝国のように、ブリティッシュ・カウンシルなどを使って、文化や教育の側面からも対象国を洗脳して親近感を持たせておくことは、非常に重要なことだと思えます。
アメリカの裏工作の片鱗が見られるのも興味深いですが、エンタメとしてもなかなかの出来だと思います。
とりわけ日本のメディアの評する国家間対立は
ある程度の客観性はあるものの、勧善懲悪的な双方の言い分を前面に打ち出すことで
エンターテイメント性を獲得する意図が感じられるものがあまりにも多いために
敵対国、あるいは対立国同士でどういうやり取りがあるのか察することすら難しいのが実情だが
この映画はそういった現状にある人々に気づきのチャンスを与えてくれる映画であると言える
映画の内容自体はプロパガンダ的であり
9.11後のアフガニスタンでの作戦を弁明するかの様な内容ではあるのだけれど
対立国同士であったとしても、そこには人の感情と同じように複雑なモノが絡み合い
日本のメディアが映し出すような単純なモノではない、息遣いの感じられる生きたモノの存在
その可能性について考えさせてくれる映画である
アフガニスタンの山間部の美しさや、玩具爆弾に巻き込まれた子供たちの悲惨さも、
画面を通して知ることができます。
ソビエト軍は撤退はしますが、でも、その後のアフガニスタンの状況を考えると、
誰にとっての正義なのだろうかと考えてしまいました。
私は、答えのない迷路の中です。